日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

やることに無駄はない。

2016-08-01 20:42:13 | 発達応援
 今年の土用干しした梅干しを友人に食べてもらいたくて、持っていきました。

 すると、「こんなぷるぷるの梅干し初めてだよ〜」と、


 梅干しに、ぷるぷるってあるのか!?と思いましたが、
梅を育ててくださった、梅屋の方が梅の木で大きくなるまで大事に育て、
完熟して、今日落ちる、明日は落ちるというギリギリまで天候とにらめっこをしながら、
ちぎってくださった梅の実です。

 梅の実を買って、帰ったときは車の中が甘酸っぱい桃のような香りでいっぱいで、
袋に詰められた重みで変形するギリギリな感じで、まるい形を維持している感じでした。

 そんな梅だったので、ぷるぷるジューシーな梅干しになったのだと思います。

 ああ、来年は今年よりも更にたくさん漬けちゃおうかなぁ〜と、
お調子者は舞い上がるのでした。

 先日、単発で小学生のお子さんと
フォイヤーシュタインのIEと安曇野プランの算数をする機会に恵まれました。

 このお子さんは普段も日々、
学習に運動に音楽…にと保護者の愛と叱咤と激励を受けつつ打込んでいる、
へこたれないがんばりやさんです。

 保護者さん的には、これだけやっているのだから、
もう少しできて欲しい、もっと伸び率が欲しいというところなのかもしれません。
這えば立て、立てば歩めの何とやら、で真っ当な親の愛情だよなぁ、と
微笑ましくも思うところでした。

 しかし、お子さんは色々なことに取組んでいるだけのことがあり、
学習の成果がここかしこに見られました。

 IEの教材では、保護者の方は空間認知についての拙さを嘆いておられましたが、
私が見た限りでは、自分なりに作戦を立てて取組んでいました。

 また、「消しゴムを使わない」という条件を常に忘れることはなく、
浮かした鉛筆でエアラインを引きながら取組んでいました。
この「とりあえず、実線を引く」ということをせずに、我慢しているのは、
かなり衝動性を自分でコントロールしている状態です。

 算数の問題でも、量としての数はいいところまで入っています。
ただ、物を動かすスピードに目が追いついていかない場合や
目の前でやっていることと頭の中で考えていることが不一致していると間違ってしまうのかなぁ、と
感じることでした。

 目の前でやっていることと頭の中の不一致というのは、
やっていることとはまったく別のことを考えている場合もあります。
しかし、そうではなく、頭の中で数を数えているのですが、
それを忘れないようにしようとするあまり、目の前の数は先に進んでいるのに、
口では頭の中の数字を言ってしまって、物と数がズレてしまう、というようなこともあると思います。

 そんなときは、一瞬、本人も「あれっ…」って顔をしますが、
気のせいかな、とそのままになり結局間違えていた、ということもあります。

 しかし、指で押さえるでもなく、目だけで数を数えるというのは、
自分の頭に数字を浮かべたり、物を浮かべながら数えているので、算数的にはすごい進歩なのです。

 そんな小さなステップを踏みながら、
数えることや足すこと引くこと、かけること割ることが、
日常でどのように使われているのかと結びつけて学べると更によいかもしれません。

 このお子さんと学習しながら、
日常の保護者の「この子に学習ができるようにするぞ!」というような決意や取組みがあっての
目の前のお子さんの食らいつきなのだよなぁ、と思うことでした。

 やって来たことに無駄はないと思います。
地道にやっていくことにこそ、一歩一歩の前進があるのだと思います。

 がんばるぞー


 
 

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2 コメント

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Unknown (げんママ)
2016-08-02 23:53:51
先日は、ありがとうございました。
なんかもう、すご~く多くのヒントをもらいまいした。体を見てくださる先生が、体から学習を語るのではなく、学習から体を見通すような見解を与えていただいたのは、いままでにない感触でした。
よく勉強されておられて、しかも、実践家であると感じました。

帰ってから、なんか、こう、肩の力が抜けてます。それと、げんちゃんが、私が幻想するほど、ぜんぜん賢くないので、相当がっかりして、先にすすめるような学習は、もう、他人にアウトソーシングするメンタルになっています。

何をやっても、結局いっきにはいかないから、あまり大きな期待はせずに、たんたんとやっていくしかないな、と思うにいたってます。

少し、げんちゃんと距離をおく気持ちが生まれてます。それが、良い方にいけばな、と思うけど、今までの近視眼的な情熱に、ちょっと休止符状態です。

今日は、えんえん折り紙やってました。いつもは、こっちのやらせたいことを反映させてしまうのですが、今日は、げんちゃんのやりたいように・・・そしたら、4枚折って、そこに絵まで描いてました。でも、1時間半もかかってました。やれやれ。
 この子のペースに合わせるtと、ほんと期待して忍耐をしまくるか、期待せず突き放して見てるか、どっちかですね。

 また、秋に行きます。成長が見られるといいな~・・・

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げんママさん (まゆたん)
2016-08-03 16:03:08
こんにちは!コメントありがとうございました。

先日は、わざわざおいで下さって、ありがとうございました。

お会いしたときに申しました通り、げんちゃんは、他の何ものにもかえがたい宝物を持っています。それは、今まで本気でぶつかってこられたげんママさんの愛情や一緒に来られたお婆さまからの無償の愛情やらその他たくさんの掛け値なしの愛を注いでもらっているからこそのもの。ただ、放っておいたらあんな宝物は手に入れることはできないと私は思っています。

学習面については、げんママさんの思うところとげんちゃんの今とがリンクせず、焦燥感やら憔悴感やらでいっぱいなのですね。でも、ヌケはあっても、彼の学習の土台は育っています。ヌケている部分を補いつつ、得意なところから攻めましょう。歴史、理科、その辺から。また、詳細は別便にて。

では、立秋も目の前とはいっても、暑いですからお身体にお気をつけてお過ごしください。

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