日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

図工考察。

2015-02-26 15:11:59 | 発達応援
 代々の我が家の猫の一部が、
爪を研ぎ、寝床にし、ときに嘔吐し、ときに失禁している、
ここ7,8年使っている私のリュック。

 近頃、桃ちゃんがこのリュックの良さに目覚めて、
寝床にしたり、爪を研いだり、蹴り回したりしています。
リュック好きなねこ、興味ないねこ。
私に付いて回るねこが、リュックも好きなことに気がつきました。
長年、背中にしょっているので、匂いがするのでしょうか。
嬉しいような、リュック洗おうかなと思うような、複雑な気持ちです。

 小学校で1年生の図工の時間に、支援員として授業に入ったことがありました。
色々なものを作るのですが、
例えば、箱の外側の飾り付けで悩んでいる子が、
「なにか貼ろうかなぁ」と相談してきたとき。

 A より、かわいらしくするためにどんな模様を貼ったらいいか、との相談。
 B 何か貼りたいが、色紙でいいのか、塗ってもいいのか、との相談。
 C 貼ったほうがいいか、貼らなくてもいいかの判断を相談。
というように様々なパターンがありました。

 Aのようなことを相談する子は、
「かわいいってどんなの?」と具体的に考えさせると、「ハートマーク!星!」と自分で考えつきます。
あとは、本人が思うハートや星を作るにはどうするか、色々な切り方を本人にさせて、
横で私は私の作り方をしていると、盗み見て真似したり、
どうやったら大人が切るもののようにきれいにできるか工夫したり
自分であれこれ色々なことを思いつき、考えてやっていきます。

 Bのような相談をする子は、
周りの子を見て、何かしたほうがいいのはわかっているのだけど、自分なりの完成図が想像できず、
「色紙を貼るなら、切ったほうがいいですか?」とか「ペンで塗ってもいいですか?」と、
やたらと許可を求めてきます。
「切りたければ、切ったらいいよ。」「ペンで塗りたければそうすればいいよ。」と言い捨てて、
他のところに行って、再び近くに行ったとき、ふと目をやるとまだ悩んでいたりします。
図工での工夫に辿り着けず、ちょっとズレた部分で右往左往している感じです。

 Cのような相談をする子は、
省エネタイプで、できれば糊もハサミもゴミも出したくなくて、
なんなら、図工もあまりしたくなくて、最低限の手間で終了したくて、
色々、切ったり貼ったりしなくていいなら、しない方向で…と、
面倒くさがりさんなのでしょうか、図工に求められる最低限ラインを聞いてくる感じです。

 この世に生を受けて、6年間ほど。
色々な思考、嗜好の子どもがいるもんだわい、と面白く思うことです。



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