今日は、2月22日、猫の日です。
桃梅姉妹は、地味に出汁取り後の煮干しや鰹節でお祝い。
人が食べるものに興味がないちぃは、缶詰でも…と思いますが、
出汁殻で満足したはずの桃梅姉妹もやってくる…。
食に貪欲な女子。
中学校で支援員をしていたときに関わった子が、
3月初旬に、はるばる海を越えて遊びにきます。
今日は、その子から連絡がありました。
まずは、船が到着する時間を教えてくれたのですが、
どうも、聞いているとその子が船に乗る時間と到着時間が合いません。
船で1時間40分ほどはかかる道のりを、
その子の連絡では35分で到着することになってしまいます。
「出発の時間か、到着の時間、どちらかが違うんじゃないの?」と聞くと、
「え?違うんですか?」
「だって、35分じゃ着かないよ。」
「でも、そう、メモしています。」
「時刻表確認してごらんよ。」
「わかりません。おかーさん、時間が変だって!」
という会話を電話越しに数十分。
そして、次は、
「船が着いたら、どうしたらいいですか?」
「ひとりで私の家まで来れないよね。迎えに行くから、正確な到着時間が知りたいのよ。」
「8時に出て、8時35分に着きます!」
「いや、35分では着かんから、もう一回予約チケット確認して。」
「予約はしていません!」
「え?じゃあ、チケット取ってないの?」
「わかりません。でも、8時に出て、8時35分に着きます!」
「いや、チケット取ってるから時間わかってるんだよね?」
「わかりません!」
「」
禅問答が続くので、
「よく聞いてね。まず、船のチケットを取っているか、確認してね。」
「はい。」
「次に、船が何時に出発して、鹿児島に何時に着くか確認してね。」
「はい。」
「それを確認して、もう一度、私に電話をしてください。」
「もう一度、かけ直せばいいですか?」
ここで、嫌な予感がしたので、
「今、この電話は切らないでいいから!」
と言い、もう一度、やって欲しい用件を確認しました。
「他に、聞きたいことはない?」というと、
「帰りは、どうしますか?」というので、
船のチケットの確認や帰りの船に乗るために、どうやって港に行くか、
間に合うためには、どうするか、などの話を大まかにして、
「もう、用事はありません。」という言葉を聞き、
電話を置きました。
この経験不足な状態で、この子は今から親元を離れます。
電話の最中、何度、「お母さーん、○○って、聞かれてるよ~」という声を聞いたことでしょうか。
鹿児島という日本でものんびりの田舎の、そのまた、もっともっと田舎の地域。
普段は徒歩と親の車が交通手段で、遠くに行く時は、すべて親が準備していて、
くっ付いていくだけ、という経験しかないと思われます。
この子は、本当にかわいがられて育ち、とても素直な、まっすぐな子です。
学校の中で、大変なことがなかった訳ではありません。
でも、その子なりの戦い方で大いに戦い、
それが、時々、その子の手には負えないほどの騒動を引き起こすこともありました。
その子が少し世間とは離れた世界とはいえ、家を出て、他人の中で生活をしていくのです。
今、私が協力できるのは、せめて、電車、バスの乗り方、
切符の買い方、わからないときの解決策をその子に経験してもらうくらいでしょうか。
そして、帰れるときには自力で親元に帰る方法を知らせることも、
大事かなぁ、と電話で話しながら考えました。
珍道中な1日になりそうな予感が、今から、プンプんです。
それでも、お互いに「楽しかったね。」という1日にしたいなぁ~と、
電話を置いて、思うのでした。
桃梅姉妹は、地味に出汁取り後の煮干しや鰹節でお祝い。
人が食べるものに興味がないちぃは、缶詰でも…と思いますが、
出汁殻で満足したはずの桃梅姉妹もやってくる…。
食に貪欲な女子。
中学校で支援員をしていたときに関わった子が、
3月初旬に、はるばる海を越えて遊びにきます。
今日は、その子から連絡がありました。
まずは、船が到着する時間を教えてくれたのですが、
どうも、聞いているとその子が船に乗る時間と到着時間が合いません。
船で1時間40分ほどはかかる道のりを、
その子の連絡では35分で到着することになってしまいます。
「出発の時間か、到着の時間、どちらかが違うんじゃないの?」と聞くと、
「え?違うんですか?」
「だって、35分じゃ着かないよ。」
「でも、そう、メモしています。」
「時刻表確認してごらんよ。」
「わかりません。おかーさん、時間が変だって!」
という会話を電話越しに数十分。
そして、次は、
「船が着いたら、どうしたらいいですか?」
「ひとりで私の家まで来れないよね。迎えに行くから、正確な到着時間が知りたいのよ。」
「8時に出て、8時35分に着きます!」
「いや、35分では着かんから、もう一回予約チケット確認して。」
「予約はしていません!」
「え?じゃあ、チケット取ってないの?」
「わかりません。でも、8時に出て、8時35分に着きます!」
「いや、チケット取ってるから時間わかってるんだよね?」
「わかりません!」
「」
禅問答が続くので、
「よく聞いてね。まず、船のチケットを取っているか、確認してね。」
「はい。」
「次に、船が何時に出発して、鹿児島に何時に着くか確認してね。」
「はい。」
「それを確認して、もう一度、私に電話をしてください。」
「もう一度、かけ直せばいいですか?」
ここで、嫌な予感がしたので、
「今、この電話は切らないでいいから!」
と言い、もう一度、やって欲しい用件を確認しました。
「他に、聞きたいことはない?」というと、
「帰りは、どうしますか?」というので、
船のチケットの確認や帰りの船に乗るために、どうやって港に行くか、
間に合うためには、どうするか、などの話を大まかにして、
「もう、用事はありません。」という言葉を聞き、
電話を置きました。
この経験不足な状態で、この子は今から親元を離れます。
電話の最中、何度、「お母さーん、○○って、聞かれてるよ~」という声を聞いたことでしょうか。
鹿児島という日本でものんびりの田舎の、そのまた、もっともっと田舎の地域。
普段は徒歩と親の車が交通手段で、遠くに行く時は、すべて親が準備していて、
くっ付いていくだけ、という経験しかないと思われます。
この子は、本当にかわいがられて育ち、とても素直な、まっすぐな子です。
学校の中で、大変なことがなかった訳ではありません。
でも、その子なりの戦い方で大いに戦い、
それが、時々、その子の手には負えないほどの騒動を引き起こすこともありました。
その子が少し世間とは離れた世界とはいえ、家を出て、他人の中で生活をしていくのです。
今、私が協力できるのは、せめて、電車、バスの乗り方、
切符の買い方、わからないときの解決策をその子に経験してもらうくらいでしょうか。
そして、帰れるときには自力で親元に帰る方法を知らせることも、
大事かなぁ、と電話で話しながら考えました。
珍道中な1日になりそうな予感が、今から、プンプんです。
それでも、お互いに「楽しかったね。」という1日にしたいなぁ~と、
電話を置いて、思うのでした。