鹿児島は梅雨入り。
そんな中、
雨を吹き散らす勢いのある講座が
鹿児島でありました。
初日の座学のワークショップでは、
主催のからだメンタルラボの津田政志さんが
まず登壇。
人にはそれぞれ心地よいテンポがあることを
最初に実技で実感。
この個々人のテンポの実感は面白い!
おそらく、仕事中とぼんやり家で過ごすときと
楽しくてしょうがないときでは、
変化するものかもしれません。
でも、根底に流れる心地よいテンポは
変わらないのかもしれません。
このテンポが本人の中に確立されてないと、
なんだか支離滅裂になるなぁと
そんなことを考えることでした。
そして、トラウマについて。
私は実は、「トラウマ」ということが、
よくわかっていません。
そういうことがある、ということでは
理解しているのだけれど、
それが人生にどれほどの影響を与え、
どれほど人を損なうのか、ということを
たぶん、あまりわかっていないのだと思います。
そして、日常の些細なことでも、
それをケアしていくことの大事さも
あまりわかっていない…。
それでも津田さんが教えてくださった
簡単な動作のものが多く、スッとする、
トラウマ処理の実技は、
日々、自分の気持ちのオリというか、滞りに
身動き取れず重くなるようならば、
即実践するといいな、と思いました。
廣木先生のワークショップは
翌日の護道の講座へのプロローグ。
これまでの実績や
支援介助法ができた経緯などを
コンパクトに語られました。
さて、翌日の護道の実技の講座。
時間に対して、内容がぎゅうぎゅう!
実技があるのでそれを体感できる
充実した講座でした。
講座の中で感じたのは、改めての軸の大切さ。
なぜならば、「体幹があるね」程度の軸では、
護道が「先制防御」であることが、
少なくとも私自身は飛んでしまうから。
実技で向き合っているのは、
勝たなくて良い相手のはずなのに
相手より優位であろうとしてしまう。
廣木先生の言葉で、
「あっ!」とそのことに気がつきました。
講座の実技練習ですらそうなのだから、
カチンと来る場面での先制防御は、
本当に一朝一夕で身につかない!
これを実感しただけでも、
私にとっては十分な講座でした。
講座内で印象的だったのは、
空手か何かをされている方が、
納得いくまで廣木先生に抵抗されていて、
どの場面でも最終的には「よしよし」と
抱き抱えに持っていかれ、
一連の流れがコントのオチ待ちのようだったこと。
何度チャレンジされても、同じなのですが、
その勝気な行動が繰り広げられる場面が、
廣木先生が相対すると
全く殺伐とした空気にならない。
言葉が軽くて申し訳ないのだけれど、
軸があるって、こういうことなんだなぁと
思いながら見つめていました。
護道が鹿児島でもじわじわと
根付いて行くように!
津田さん!
来年も講座開催よろしくお願い致します!