2月の終わりの頃に「猫についてのちょっとした話を書いて!」と依頼されました。
そこに、我が家のはじめての猫のことを書きました。
その猫は真っ黒の猫で、我が家の五右衛門風呂の焚き口と伸びた煙突を結ぶところのブロックの所で暖をとっていた野良猫でした。
そして、その文が依頼されたところの会報誌に掲載され、毎日通う動物病院にもその会報誌が届いたようで、「見ましたよ」というようなことを言われました。
そこで話題になったのは、我が黒猫のことではなく「五右衛門風呂って?」ということだったそうです。
そうか、二十代の方はこの田舎の地でも「五右衛門風呂って知らないのか〜」と動物病院の院長先生と感慨深く話し込みました。
冬の野良猫たちにとって、あの暖かさは格別だったことと思います。
今の野良猫たちは、暖かい日が多いとはいうものの寒い日もある冬、どこで暖をとっているのでしょうね。