今日は春のダイヤ改正日を迎え、今までのどことなく張りつめていた空気が溶けて、朝からゆっくりとしている。TVなどでも最近は、このダイヤ改正についての話題は多くなったと感じているが、特に今回は、金沢までの新幹線の延伸の話題が中心となっているようだ。関東圏では、上野東京ラインの開業もかなり大きな話題だと思うが、アントンKにとっては、やはり長年撮影の中心に置いていた夜行列車の引退が非常にダメージを受けてしまった。来月から臨時列車として継続運転されるようだが、見た目は変わらずとも臨時は臨時、列車番号も8000番代になるのだろうか。やはり今までとは思い入れが変わってしまう。
アントンKは、ブルトレ好き。中でも掲載写真の20系客車が大好きだった。最後部のナハネフ22の大きなパノラミックウィンドウや、そこからの丸い屋根の形状は、美しく優雅で、それに続く編成としての美しさは、PCでは未だ類を見ないと思っている。そして大きな堂々とした愛称板も、字体も良いよね。そして忘れられないのが、この20系客車の走行音。後輩の14系や24系群とは違い、軽やかなリズムで走行していた。実際に車重は軽いようだが、優美な外観と相まって非常に印象に残っている。一度も乗車することができなかったから、当時は駆け出しのアントンKにとっては「憧れ」が強かったのかもしれない。その思いを今まで引きづりながら、長年撮影をしてきたとも言える。今はちょっと、ポッカリ穴が空いてしまった感覚だ。写真は、まだ駆け出しのアントンKが、強い憧れの想いで撮影した20系「ゆうづる」の1コマ。西日暮里のホーム端からの撮影。トリミングなどせず、そのまま載せておく。
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1976(S51)-09-26 回5018レ ナハネフ22505 推進回送 西日暮里にて
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思考錯誤の末、ネガカラーフィルムで撮影した過去画像をスキャンしています。技術が未熟なため、色が汚く見苦しい物が、今後多々掲載されることをご容赦下さい。