アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

EH10 かくしゃくなり

2017-04-01 10:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

今回は、古い画像から・・・

現代の最新鋭の電気機関車には、EH200、EH500(800)といった車体が連接している機関車が存在する。いずれもハイパワーの機関車であり、それまでの重連運転解消のため生まれてきた機関車たちだ。しかしもっと遡って国鉄時代にも、この手の電気機関車が存在していた。それがEH10型という電機になる。生まれが昭和30年代のことであり、EF60より前の誕生で、当時関ヶ原越えのためのハイパワーな機関車が必要となり生まれてきたと記憶している。

アントンKは、当時東海道線へと撮影に行くと必ずといっていいほどEH10はどこかしらでやってきて撮影したものだが、それも年月とともに自然淘汰されてしまい、いつの間にか引退していたような地味な機関車だったように思える。もっとも当時は、この機関車の運用もわからず、九州から上ってくるブルトレの合間の撮影に終わっている。しかしどうだろう、今こうして見ると、何とも無骨な風貌であり、どことなく力強く見えてしまうから不思議なものだ。写真は更新された機体の21号機。パンタグラフが下交差しているPS22に交換されている。初期車(1~4)は、パンタグラフが内側に寄って取り付けられた変形機だった。

1978-10-01   2164レ  EH1021   東海道本線:保土ヶ谷付近