アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

クロスフィルター

2017-04-29 10:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

「クロスフィルター」というフィルターをご存知だろうか?

レンズに装着することによって、簡単にライト周りに光軸を付けられるフィルターのことだ。確か表現される光軸の本数も選べることができたように思う。学生時代のアントンK、当時の仲間たちで流行り出したこのフィルターを流れに従って購入、使用してみた。選んだのは「サニークロス」といって光軸が8本出る一番ゴージャス(?)なタイプ。画像はその当時、早速前照灯を漫画のように誇張できるのか試したくて、わくわくしながら根府川まで行ったときのもの。

試行錯誤を繰り返しながらわかったことは、望遠レンズで使用したときの方が表現しやすいということ。当時の一番長いレンズ(200mm)に装着して撮影したものを掲載してみる。根府川とは思えない強引な画像で恐縮だが、天気が悪い上、現像がいい加減でかなり粗雑な写真になってしまった。今にして思えば、65P型に20系という被写体は申し分ないのに、ちょっと遊びが過ぎたかなと思わざるを得ない。当時から学んでいた記録写真という領域では、かなりランクは下がってしまった。しかしデジカメ全盛の現代に、写真表現の一つとしてこのフィルターを使用してみるのも面白いかもしれない。

1975-09-30   10レ   EF65512  あさかぜ2号      東海道本線/根府川にて