しばらくゴーナナ・ゴハチといったメジャーなF型電機の古い写真が続き、かび臭く思えてきたのだが、さらにここからは、大昔の写真で引きずって、記憶が薄れる前に文字に起こしておこうと思う。
EF57に憧れ、そしてEF58に興味が流れていったことはすでに記載してきた。国鉄時代にはまだまだ魅力的な機関車が多数存在し、その中でD型の電気機関車の存在も忘れられない。アントンKが撮影に間に合ったD型直流機と言えば、ED16・18・19・60・61・62くらいか。交流機だとED70・71・72・73・74・75・76・77・78・79とさすがに多い。全て撮影出来た訳ではないが、今回は一番身近に存在していたED16を掲載。
引退するまでの10年足らずの間、四季折々の中での記録を残そうと頻繁に通ったが、今見返すとやはり未熟な行き届かないものが見られ残念だ。それでも、石灰列車をけん引する姿は、この機関車独特の風情も相まって今も心に焼き付いている。これはまだEF57が現役だった時代に行った青梅線で撮影したもの。当時、古里の桜は有名で、シーズンになるとよく撮影に出た。
1976-04-18 5188ㇾ ED169 青梅線:古里-鳩ノ巣