アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

変わりゆく品川駅にて

2019-03-02 19:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

京浜東北線の南行ホームの移設が終わり、品川ー田町間に建設中の新駅「高輪ゲートウェイ」も急ピッチでその全容を現し始めている。ここ品川駅もそれに合わせてまた生まれ変わっていくのだろう。

アントンKにとっての品川駅は、昔は山手線から東海道への乗り換え駅でしかなかった。東海道の上下線ホームが離れていて、その間に幅の広い団体用のホームが広がっていた印象が大きい。もちろんその時代は、新幹線のホームなどなく、一番海側は総武・横須賀線ホームで、そのホームから荷物列車を撮影した数多くの記録が残っている。そんな画像を振り返ると、いかに自分が知らないうちに自然と趣味に没頭していたかがうかがい知れる。なんとも良き時代、平和な時代だったのだ。会社帰りに、学生時代の先輩方のお誘いを受け、ここの団体ホームからビール列車に興じたこともある。当時は、座敷客車や洋風列車もあったから、一段と盛り上がったアフター5が懐かしい。

そんな品川駅。今回は、EF58の団体列車の発車シーンを掲載しておく。夜東海道線を上ってきたお座敷列車は、ここ品川で機関車を高崎第二機関区のEF58に交換、発車を待っている。山手貨物線経由で高崎線を北上するのだろう。大好きだったスロ81系を連ねて、北のゴハチが整然としている姿に心打たれ、無心にシャッターを切ったホームも今はない。

1981-07-03  9507ㇾ EF58173      東海道本線:品川駅にて