今週、田端区所属のEF651104が引退したとネットを賑わしている。近年事業用列車でしか仕業を持たない彼等にとって、新製配置されたキヤE195系の進出は、致命的な打撃だったのか。今後田端区に在籍している電気機関車たちも同じ運命だと思われ、ここ数年でまた大きく動きがあるのだろう。昭和時代、いや国鉄時代はますます遠くなってしまった。
SNSを覗いていると、各々思い出深い同機の画像が所狭しと閲覧できる。その中心は、ブルトレを知らないお若い世代だと推測できるが、ここ10年くらいの懐かしい画像を見ることが出来て、とても刺激を受けた。アントンK個人としては、PF1104号機と言われても、元東京区の65PF としての意識しかなく、今までも特別な想いは皆無だった。EF65P型からPF型へとブルトレけん引機が代わり、その当時から撮影していたのなら、それも当たり前の事に思える。言ってしまえば、1104号機だろうと、あの時増備された65PFはどれも同じに見えていた。ただ、新製間もない綺麗な電機がヘッドマークを掲げて走るブルトレの姿は、今思い出しても良い被写体だったのだ。もっともあの時代には、まだEF58が現役で、個性豊かなゴハチの機体に目がいくのは、自然な成り行きだろう。どうしてもEF65PFは二番手となってしまっていた。その65PFたちも、今では随分数を減らし今後の展開が気にかかる。
掲載写真は、EF651104けん引の6ㇾ「みずほ」。今回皆さんの画像を見ながら、自身で撮影したEF651104号機の画像を探ってみた。当然のことかもしれないが、近年の画像より、東京区時代の画像の方が圧倒的に多かったのは、現状怠けている証拠かも。想いを新たにした良いきっかけとなった。
1981-07-25 6ㇾ EF65 1104 みずほ 東海道本線:袋井-掛川