アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

愛しのナナゴ絶頂期の東北にて~ED75

2020-12-07 19:00:00 | 国鉄時代(カラー)

当時は、見たくても簡単に出会えない機関車だった。まだ駆け出しの時代では、黒磯や水戸はとてつもなく遠く、交流区間など未知の世界の鉄道だった。行動範囲が限られて、鉄道撮影旅行など許されなかったから、よく家で地団駄を踏んだもの。血の気も多い時期だったろうから、悔しい想いは未だに覚えている。

そんなアントンKが、初めて夜行に乗って東北を旅した時に立ち寄った北福岡。現在は、駅名が改称され二戸だったか。早朝から線路端に立ち、片っ端からナナゴを狙う。何しろこの時期東北線は、ナナゴの独壇場と化しており、ブルトレからローカル列車、フレートライナーから区間貨物列車まで全てがナナゴ(ED75)だったのだ。お初にして大量のED75と出会い、大満足だったことを思い出しているが、それまで気づかなかった、多種多様な形態が理解できて、益々興味が沸いたこともこの頃からだ。現在もJR東日本には、ED75が数両生き長らえているが、全てが700番台という比較的後期に製造された機関車であり、当時からの印象は全くと言ってよいほど異なっている。

掲載写真は、常磐線経由で北上してきた急行「十和田」。雑形の一般客車が連なり、後部には、ハネやグリーン車が確認できる。やはりこの時代の急行列車は魅力的だった。

1978-08-21     203ㇾ  ED75 24    急行「十和田3号」 東北本線:北福岡付近



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