現役蒸機運転を知らないアントンKだから、山口線に蒸機が復活すると聞いた時にはぶっ飛んだ。当時、周りの鉄チャン仲間は、ほとんどが現役蒸機経験者であり、蒸機撮影のウンチクを多々教示されたもの。そんな話だけの世界から、生きている蒸機をこの目で見られるという幸運に胸躍ったものだった。あれから40年以上の時間が経ち、一時はほとんど姿を消してしまった蒸気機関車は、ほぼ全国で見られるようになった。これはある意味凄いことで、観光資源としての新たな役割を蒸機が担うようになってからも久しくなった。
しかし昨年からのコロナ感染症の影響を受け、鉄道会社はどこも経営が大変な状況下に陥っている。アントンKもここまで長引くとは思ってもみなかったが、このままだと元通りの回復はおろか、目を覆う事態に成り兼ねない。何しろ蒸機の維持、管理そのものは、大変な額の費用が発生すると聞く。本当に困ったものだ・・・
掲載写真は、山口線の「SLやまぐち」号運転初日の晴れ姿。当初は集煙装置を付けられ、ちょっと不格好に思えたC57だった。客車もオリジナルの12系客車で運転され、どこか時代を物語っている。今ではD51 200号機の仲間も増えて、今後の活躍にますます期待したいところだ。
1979-08-01 9522ㇾ C57 1 「SLやまぐち」運転初日 山口線:津和野-船平山
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