やはり国鉄時代に関西で生まれた117系電車。この形式も最近になって定期運用を終えたとファンの間で情報が飛び交っている。
関東で生まれ育ったアントンKには、なかなかご縁のなかった電車であり、思い入れもない車両だが、好きだった157系電車の面影を感じ、今まで頭のどこかに置いていた形式だった。後継の185系電車にも雰囲気が似ているが、元来関西の新快速用としての誕生していることから、車内に目を移せば近鉄、阪急といった私鉄電車への対抗意識が感じられ、それまでの153系新快速からは随分改善されたと思えた。中京地区へも活躍に場が広がったが、残念ながらあまり印象に残ってはいない。近年、大幅改造で生まれた特急「ウエストEXP銀河」用の117系を拝みに行ってきたが、四季島、瑞風等の高級路線の電車を狙っているのか、外観からはいささか疑問、京都-出雲市間を走破するという、人気スポットに当てた限定車輛のように映ってしまった。
掲載写真は、国鉄時代の元祖117系新快速電車。当時アントンKには、その塗色からか私鉄電車のように感じたもの。独特のクロスシートやシートカバーから脱国鉄が印象的だった。
1986-07-27 117系新快速電車 東海道本線:高槻-山崎
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