目まぐるしく情報が更新され、いくら趣味の世界でも自分の意識が追いついていないことに気づかされている。国鉄時代の晩年に生まれた北海道のキハ183系特急型。そう考えると30年以上の年月が経っていて、引退の文字を見ても不思議ではないが、民営化されてから登場した500番台すら今回世代交代してしまうらしい。500番台車は、掲載写真のような前面に貫通扉があり、一世代前のキハ82系を彷彿とさせていて好ましく思えていた。ただ、登場時からの外観塗色がどうも好きになれず、写欲が湧かなかったのだ。かえって最近まで見られたJR色の方が、広大な大地に映えて好きだった。
敢えてキハを狙いに北海道へと渡ることはなかったが、過去の色々な場面で見に止まっていたのが、このキハ183系だったと振り返っている。
函館本線の駒ヶ岳山麓を往くキハ183系「北斗」を載せておく。東山-姫川の大カーブを身体をくねらせながら下るキハは、やはりこの土地のクイーン的存在、華があった。当時から東山、姫川ともに無人駅だったと思うが、今や駅すら消えていることに呆然としてしまう。
1999-04-30 函館本線:東山-姫川
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