EF58の懐かしい写真を続けて掲載しているが、こうして写真を見直してみると、いったいどのゴハチがお好みだったのか、自分でもわからなくなっている。もう二度と撮影出来ないゴハチ達を眺めて、今ではどの機関車も日本の風景に溶け込んだ良い機関車だったと傍観できるものの、その当時は、機番ばかりに明け暮れて、写真そのものは大した画像を残せなかった。精一杯、気持ちを込めて撮影したことは確かだが、そこまでの技量しか持ち合わせなかったということ。感性も幼稚でもっと考えていればと思うことも多いが、この程度が自分の青春の道のりなのだろう。
ゴハチの活躍が末期に差し掛かる1980年代前半、休車も続出してくるが、一方で改造を受けるゴハチ達も随分出現してきた。特に広島機関区のEF58達が受けた改造は、今までにない新たな魅力的?な形態を作っていた。小ぶりのPS22Bにパンタグラフを載せ替え、前面窓には一体型の大きなヒサシが付けられた機体が出現した。写真は、その中の1台62号機。遠くからでも一目で広島区のゴハチだとわかるほど、激しい変貌ぶりだが、アントンKには、やはり当時から少し抵抗があったことが甦ってくる。友人達とあーだこーだ形態について意見したことも今では大変懐かしい。
1981-07-26 7111ㇾ EF5862 20系 東海道本線:鷲津-新所原にて
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます