国鉄時代が遠くはるか彼方に遠のき、当時の記憶が薄れつつある昨今だが、ここにきてまた当時を思い起こさせられる電車が復活したようだ。
新幹線開通に伴い誕生した「えちごトキめき鉄道」にて、交直流急行型電車が復活。観光急行として走り始めたらしい。今となっては懐かしいクリーム色とあづき色のツートーンカラーが再び拝めるのである。現代では、この手の電車でさえ、国鉄型だということだけで、客寄せパンダとして有効なのだろう。全国的な流行のような気がしている。ただし、今回復活した3両編成は、うち2両が413系という急行型の分類ではなく、しかもこのツートーンは、現役時代ではあり得なかった外観となる。が、アントンKにはそこまで細かい事に興味が無く、日本の原風景の中の急行型電車をもう一度見てみたいという単純な想いが募ってきている。落ち着いたら是非出向いてみたいと計画しているところだ。
掲載写真は、かつて福島で撮影した東北急行「いわて」、盛岡発上野行き。485系特急に混じって、この急行型も随分幅を利かせていた時代だった。当時は特急は使わず(使えず)、移動は圧倒的にこの手の急行に乗車することが多く、特急型より愛着がけた違いに多いのだ。
1984-11-23 104M 急行「いわて2号」 東北本線:金谷川-松川
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