普段は、貨物列車中心に撮影することが増え、毎年のダイヤ改正のたび、お仲間と一喜一憂しながら撮影を楽しんでいるが、年々思うことは、やはり撮影の色合いが単調になりつつあるということ。変化が乏しく発想が益々貧困になってしまっているということを痛感しているのだ。
確かに被写体が昔に比較すれば、バラエティに欠け、ゆえに発想もおろそかになることは事実だが、撮影を楽しむということは、大昔から変わらないはずなのだ。現在のアントンKは、記録写真から比較的離れようといつも意識しながら、カメラを構えている。昔は記録一辺倒だったことから、これを反省し、発想の転換をここ数年図っている訳なのだ。しかし大前提は変わらず、何をどう撮るか?という基本姿勢は保っていきたいところ。写真でも独自性が主張できれば最高なのだが・・・
まだ鉄道写真の若葉マークの時代から1枚。この時代は、東北、上信越、そして常磐線にも普通客車列車が設定されていた。これは、常磐線の普通列車を東大宮操車場まで回送するシーン。東大宮まで回送される列車は意外に多く、逆光線に耐えながらカメラを向けていたことを思い出している。
1978-05-30 回223ㇾ EF80 8 東北本線:西日暮里付近
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