アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

国鉄の湘南電車~111系

2019-09-27 15:00:00 | 国鉄時代(カラー)

昔の古い画像を見返していくと、撮影していた時代の記憶がおぼろげになっていることに気が付いてしまう。さすがにメインで撮影した列車のことは覚えているが、その前後や、行きがけ帰りがけの画像は記憶から抜け落ちているものも多くなった。いくら好きな趣味で続けてきた撮影でも、思い出せないのは気分が悪く「老いるショック!」を受けてしまう。

CDショップに立ち寄り、何か掘り出し物はないかと、陳列棚を隅から隅まで覗いて、オオッ~これはという物を見つけ、喜び勇んで急いで帰宅し、プレーヤーに掛けると、何と!これ持ってる!となる。とてつもなく大きな罪悪感が襲い掛かるが、なんか言い訳を見つけては、それも忘れていく。人間は「忘れる生き物」と言われるが、忘れることがどんなに幸せかとも思えるのである。

東海道線をいく111系ローカル電車。国鉄解体から時間が経ち、「湘南電車」とは呼ばなくなった。最近この塗装を「カボチャ電車」と呼んでいるのには驚嘆したが、アントンKも散々お世話になっていた電車でもあり、好きな塗色だけに少し寂しく思える。やはり今思えば、ブルトレやゴハチの影で、地味だが存在感のあった車両の一つのように思えてならない。先頭車は、111系でも初期のクハ111。グローブ型ベンチレータが今や懐かしく感じる。大きな前照灯のこのお顔、好きだった。

1984-08-19            東海道本線:菊川-掛川



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