普通客車列車シリーズ、続いては常磐線を走るEF80けん引の客車列車。
国鉄時代には、客車を使った普通列車が晩年まで存在し、上野駅の地上ホームは日中でも賑わいを見せていた。当時は東北線や高崎線にもEF57やEF58が牽く普通列車があったが、今回の常磐線の普通客車列車は、EF80のけん引だからかあまり話題にも上がることなく、消滅していった印象がある。アントンKにとっては、当時興味があったEF80の撮影の際に乗車して、お世話になった記憶があるが、いつも車内は混んでいてデッキに居座った想いが過る。
今回は、都内で撮影したハチマルの普通列車を掲載。この列車の後に、お座敷列車を牽いてEF80が来ており、おそらくこちらがメインの撮影だったと思われる。これだけ時間が経つと、メインとして撮りに行った臨時よりも、この手の馴染みのある定期列車の方が懐かしく思えるのはどういうことか。当時の田端区には、EF80の初期車が数多く配置されていたが、どれもヒサシが付いていて、厳つい顔つきになっていた。どちらかというと、ヒサシの無い原型が好みだったアントンKだから、ヒサシ無しのカマ配置が多かった内郷区のハチマルを狙いに遠征していたことが蘇ってくる。
次回は、いよいよED75の客車列車を出して、一端閉じることにしよう。
1982-08-25 422ㇾ EF8021 常磐線:北千住-綾瀬
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