アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

憧れの特急キハ82系「北斗」

2013-05-19 20:04:01 | 国鉄時代(カラー)

だいぶカテゴリーが偏ってしまったので、少し昔の画像を添付する。

北海道に行ってきたということで、その関連でやはり北海道の懐かしいものから・・

まだ学生だった頃、周遊券を使って初めて2週間の撮影旅行に出た時のものから、とうとう一度も乗車することができなかった、キハ82系の特急「北斗」。書籍では、何度も見たことはあったものの、実物はこの時が初めてで、ファインダーに飛び込んできた時は、手が震えたことを思い出す。今見ても威厳のある素晴らしいデザイン、何て味のある表情なのだろう。全ての国鉄型の車輛の中でも上位ベスト5に入るのではないか。この全面のパノラミックウィンドウは、後の181系にも繋がっていくが、原形ともいえるこちらの方が好みだ。まだアントンKも若かりし頃、何もかも夢中で撮っていた時代。撮影テクニックは、褒められたものではないが、それでも、モードラなど無いから、1コマずつ大切にシャッターを切り、1コマへの気持ち、精神性は、今より比べ物にならないくらい高い。こうしてたまには原点回帰も必要かもしれない。

写真は、大沼沿いを快走するキハ82。先日も自動車でこの付近を通ったが、あまり景観は変化していないようだ。

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1978(S53)-08-30       22D      キハ82系 「北斗」              函館本線: 大沼-七飯

                                                Nikon F  MF Nikkor  105mm  f/2.5S  KR


レッドベア~DF200の離合

2013-05-18 20:29:50 | 鉄道写真(EC)

とんぼ返りとなったが、道南まで行ってきた。

5月も中盤になると、いよいよブルトレシーズンに突入する。とは言っても、今やブルトレは「北斗星」と「あけぼの」の2本のみになってしまったが、この時期ならではの撮影地で撮影を強行したくて、今回はその下見も兼ねて海峡線中心に廻ってきた。この路線は、まだまだ未開拓の地で、探せば撮影ポイントはいくらでも出てくるだろう。しかし一方で新幹線工事も開始している関係で、どのように景色が変化しているか確かめる意味もあった訳だ。その結果、思いほか工事は進んでいて面食らってしまったが、撮影地としては、特に木古内を中心とした高架線区間は、工事関係車が幅を利かせており撮影は厳しいようだ。また函館市内に近い矢不来より東側は、すでに専用軌道、高架線が出来上がって、いよいよこの地に新幹線が来ることが現実味を帯びてきていた。

そんな中、掲載写真は、一度訪ねてみたかった落部俯瞰。噴火湾沿いに雄大な弧を描くDF200牽引の貨物列車。下りの2051レを撮影しようとシャッターを切ろうとした瞬間、画面右端からまたまたDF200出現。上りの3080レがすれ違ってやってきた。DLの次位がカラコンのためDLの面もよく見えて、偶然の産物とはいえ中々面白いものが撮影できた。まさに北端の大動脈、函館本線と北海道らしいスケールの大きな雰囲気が伝わってきて気に入っている。

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2013(H25)-05-18            2051レ DF200102                       JR北海道/函館本線:落部-野田生

                                           Nikon  D4   AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II


初めての神奈川臨海鉄道の印象

2013-05-15 20:08:02 | 鉄道写真(EC)

夜明けも早まり、これなら5時台から楽勝でシャッターが切れるな、なんて思いながら、いつもの場所へ向かう。今朝は65PF最後番の上京だろうから、それを目当てにして待機していると、この界隈の主J氏が登場。すかさず今日の神奈川臨海鉄道(カナリン)の運転についての話題となった。50周年を記念してDLを旧塗装に直し、ヘッドマークを付け重連運転をするとのこと。なかなか面白い内容だが、アントンKにとっては、「カナリンっていったいどこ走ってるの?」という状態。全く畑違いの被写体だ。しかし、いつになくお勧めを頂き、仕事の都合を着けながら、川崎界隈に出なおすことに・・・

その後、朝練メンバーのM氏、I氏、S氏にご教授頂き、川崎貨物ターミナルにまたがる歩道橋に上がった。彼等は住まいが近所とは言いながら、相変わらずこの土地には精通していて恐れ入る。こちらは、ようやく1年通って、新鶴見のトライアングルゾーンを理解しかけたばかりの状態なのに、この上カナリンなんて未知の場所なのである。

いつもの東海道貨物線の横に広がる架線のないヤードを見下ろして、今回のターゲットの列車を待つ。走行線間は短いが、運転時刻も結構ファジーだから、気が抜けないのも臨海鉄道撮影の基本らしい。数々のDLたちが入替えに忙しくしている中、踏切が鳴り、DL重連の列車がゆっくりゆっくりと近づいてきた。貨車が付かないこともあるらしく心配していたが、しっかりと牽引してきて一安心。青と赤のDLがお手製らしきHMを誇らしげに付けていた。

掲載写真は、アントンKの初カナリンの印象を・・

いつもと違うであろう重連の列車を背に記念写真を撮影していた職員たちも、どこかしら誇らしげに見え、黙々と入れ換えに従事している光景を見て、アントンKにとっても、いつもと違う鉄道の魅力を再認識したように感じた。いつもよく撮影しているタキがヤードいっぱいに数珠繋ぎに並んでいて、その奥に何とも印象的なドームが見えていた。初夏の昼下がり、とても心和むひと時であった。

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2013(H25)-05-15                      神奈川臨海鉄道 川崎貨物ターミナル

                                    Nikon D5100   AF-S DX 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR


ミト座敷を追った頃・・

2013-05-12 17:05:54 | 鉄道写真(EC)

かつて、ジョイフルトレインと称して全国に特別仕立ての客車が配属されている時代があった。国鉄がJRに変わり90年代を迎える頃がピークだったように思うが、品川に14系客車を洋風サロンカーに改造し展望車まで付けた「サロンエクスプレス東京」に始まり、大阪は、「サロンカーなにわ」、名古屋は「ユーロライナー」といったものから、国鉄時代から継承したような、純粋なお座敷客車が次々デビューした。

当時には、現在のようにジョイフルトレインのほとんどが電車化されておらず、機関車牽引の客車列車であったため、走行線区により、色々な機関車が牽引する魅力があった。直流区間、交流区間でカマが変わったり、非電化では当然DL牽引、場合によっては、その重連となるのだ。普段見ることのできない機関車と客車との組み合わせが、その日限りで実現し、希少性から大変撮影意欲をかきたてられたものだった。そんな客車のジョイフルトレインの中で、今にして思えば、このジョイトレブームの後半に、品川のスロ62系(シナ座)を改造して水戸区に配置されたお座敷列車「ふれあい」がアントンKはお気に入りであった。幼少の頃から一般型客車の中では、屋根が低くてクーラーが目立つこのスロ62系が好きで憧れていたのだ。この水戸区に配置された「ふれあい」は、外観は、それまでのブルーに細い白線から、茶色にグリーン車を現すグリーン帯に変更され、グッと魅力的に思えた。廃車されるまであまり長くはなかったように思えるが、当時出来る限り、この「ふれあい」(通称ミト座)を追って、色々な機関車との組み合わせを楽しんだものだ。

そんな中、首都圏ではやはりゴハチとの組み合わせが話題となり、その姿を各地で求めたが、掲載写真はEF5889牽引のもの。このミト座は、暖房用発電機等がないため、冬場は、機関車からの供給に頼わざるを得ず、電機暖房装置の付いたEF5889が指定されていたように記憶している。

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1989(H2)-11-22         9301レ     EF5889    スロ62系(ミト座敷)    JR東日本/東海道本線:平塚-茅ヶ崎

                                          Nikon  F3P  MF Nikkor  135mm f/2S  PKR


東海道貨物の新顔~福山通運編成

2013-05-11 17:50:31 | 鉄道写真(EC)

今の時期かなり日の出も早くなり、早朝列車撮影のシーズン到来だ。新鶴見の朝練に明け暮れた昨年までは、早朝の列車を大船まで行って狙っていた。春のダイヤ改正で列車撮影パターンも変わり、密度も変化したため、それを確かめる意味もあって、今シーズン初になるが大船へ行ってみた。何といっても注目したいのは、今回走り始めた福山通運のコンテナを連ねた52列車。ちょうど、トヨタロングパス列車がブルーのコンテナ編成なのに対し、52列車は、福山編成で黄緑に赤のラインが入ったもの。ビシッとフルコンでやってきた姿は、やはりブルトレとは違う迫力があり、牽引する桃太郎ことEF210もどこかしら誇らしげに見える。今の時期でも決して撮りやすい訳ではなく、夏至の頃でさえ、編成に光が綺麗に入るとは考えにくいから、ここでは、まだ日の入らない今の時期がベストかもしれない。今回復活したロクロクの27号機が牽引すれば、さらに話題になるだろうが、そこまでは望めないか・・・

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2013(H25)-05-09         52レ   EF210-118                          JR東日本/東海道本線:大船-藤沢

                                 Nikon D4  AF-S  Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VRII

                                                                                                                  (脚立使用)