アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

日豊本線のDF50

2018-02-26 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

この冬、またしても渡道が叶わなかった。もう何年越しだろうか・・・

年が明け、1月2月はどうしても何かと多忙で時間が足りない。特にここ数年は、最初から半ば諦めなくてはならない状況だった。いつか計画実行を夢見ているのだが、どうなることやら・・・

そんな思いまでして、いったい北海道で何の撮影をと思われるかもしれない。それはカシオペアでもラッセルでもなく、もっと北海道の大自然の中の鉄道風景を撮影したい。これ今の素直な気持ちなのである。未だ経験のない世界を写し止められたら、これこそ新しい発見にワクワクすることだろう。大自然に身を置いて、その時の自分の感性がどう変化するのか試したいとも思う。一種の現実逃避だが、音楽鑑賞している時間のように、心に何かが残るような旅がまたしたいのだ。

現在、北海道ではDD51が淘汰されてしまい、メインのDLはDF200型の置き換わっている。凸型から箱型のDLだから、アントンKの望むところだが、今回は同じ箱型DLでもDF50を掲載してみる。日豊本線の鹿児島電化以前のものだから、およそ40年前の画像。御覧のように、電化前とはいっても、真新しいポールがすでに立ってしまっているが、まだ特急「富士」や「彗星」はしっかりDF50がけん引し、こうした普通列車にもDF50が運用されていた。ここのDF50は全て500番台だったが、紀勢や四国にいた0番台とは、エンジン音がまるで異なり最初はびっくりしたものだ。現代のDLのようにスマートで無機質な表情とは違い、同じDL一つとっても個性丸出しで趣味性に富んだ機関車。それがDF50だったように思い出している。

1979-08-09     537ㇾ  DF50555   日豊本線:日向沓掛付近