3月に入り、世の中落ち着かないうす気味の悪い雰囲気が漂っている。新型ウィルスが不気味に漂い広がりを見せているからだ。アントンKも、こればかりは他人ごとでは済まされず外出にも気を使って行動している。こんな経験こそ無かったこと。当然仕事にも大きく影響してしまうし、演奏会だって次々キャンセルになっている。とにかく可能な限り早く終息に向かって欲しいのだが・・・
言わずと知れたゴハチ重連で走る荷物列車、荷35ㇾ。名古屋まで重連運転となるが、夕方の発車だったから、日の長い季節でないと撮影には向かなかった。当時の事情もあり、一番西での撮影は根府川付近、最も撮影回数が多いのは、首都圏内ということになる。今思えば、発想も貧困でどうにも情けないのだが、この時代に生きて来られたことだけでも有難いと考えることにしている。
掲載写真は、品川駅で機回しをしていよいよ編成を組む直前のEF58の表情。すでにゴハチ同士手を組み、パンタグラフを全て上げながら入れ替えをする姿には誇りと自信を感じたもの。この日は、139号機(宮原区)と25号機(浜松区)の重連で、次位の25号機からSGが勢いよく吹き上がった。何気ない日常だが、その時間こそが宝物だったことに気づかされる。
1978-03-29 荷35ㇾ EF5825+139 東海道本線:品川にて