杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂

2010年06月02日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2010年5月28日公開 アメリカ

古代ペルシャ帝国の王都ナサフでシャラマン王にその勇気ある行動を気に入られ養子となったダスタン。15年後逞しい青年に成長した彼(ジェイク・ギレンホール)と二人の兄は、敵国へ武器を提供している”という未確認情報を元に、王の弟ニザム(ベン・キングズレー)と共に聖都アラムートを制圧する。聖地に対する弟と息子たちの暴挙に怒った王は酒宴の席で毒殺され、疑いをかけられたダスタンはアラムートの王女タミーナ(ジェマ・アータートン)の助けで追っ手を逃れる。王暗殺の汚名をそそぐため、真犯人を追求しようとするダスタンだったが、王女の本当の目的は、ダスタンが戦利品として手に入れた、不思議な短剣を奪い返すことだった・・。

時間を遡り過去を変えることのできる伝説の“時間の砂”を巡る、壮大な冒険ファンタジーです。今までは大人しく気弱な青年役が多かったジェイクが身体を鍛えて臨んだアクションは素晴らしいの一言に尽きます。
屋根から屋根、壁までも自在に飛び回る軽業のような動きに目が釘付け

ダスタンが手に入れたのは時間を操る剣でした。しかし使い方を誤れば、世界を滅ぼしてしまうものでもありました。タミーナは短剣の守護者だったわけです。

二人の逃避行は、盗賊団や暗殺団との立ち回りなど、テンポの良いスピード感を伴い進んでいきます。そして次第に高まる互いへの感情。これまた娯楽映画の常道ですが、高貴とはいえない王子様とはねっ返りの王女様故、ロマンチックさにはやや欠けるかも
その分、アクションでお釣りがくるけれど。

やがて、暗殺の黒幕が判明し、時間の砂と短剣を護るための戦いが始まります。
その過程で、愛するものを次々と亡くしていくダスタンですが、結末は良い塩梅にハッピー 兄弟愛と自己犠牲の尊さを讃える物語ともいえるかな? 

盗賊団のリーダー、アマール役のアルフレッド・モリナのコミカルな演技が楽しいです。暗殺団ハッサンシンの暗躍とその正体もゾクゾクするスリルがありました。

いや~~流石「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジェリー・ブラッカイマーだわ(エンドロールで流れる最後の曲も似てた気がするけど

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする