杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

アンフェア the answer

2013年03月04日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2011年9月17日公開 109分
2013年3月2日 土曜プレミアム(フジテレビ)放映

雪平夏見(篠原涼子)は、前回の事件解決後、東京を追われ北海道・西紋別署勤務となっていた。その頃、東京ではネイルガンによる連続殺人事件が発生。雪平の元夫・佐藤和夫(香川照之)が事件の容疑者として浮上する。佐藤と再会した雪平は、解読を依頼した機密文書が隠されたUSBメモリを返され、同時に事件は容疑者となった者が次々と殺される予告殺人だと聞かされる。翌日佐藤が死体で発見され、雪平が逮捕される。雪平逮捕の一報は警視庁にも大きく報道され、東京地検の検察官、村上克明(山田孝之)が取り調べにやってくるが、雪平は彼を人質にして警察から脱出し追跡をかわしながら事件の全貌を暴こうとするが・・・。


TVドラマシリーズは見ていません。劇場版の前作も未見です。
これはたまたま地上波放送があったので録画して観賞。前日には アンフェア the special『ダブル・ミーニング 〜Yes or No?』も放送されたけれど、こちらは北乃きい主演の『アンフェアthe special~ダブル・ミーニング 二重定義』(これも未見だ)の続編だったようで・・・。ネット社会を上手く背景に盛り込んだ劇場型犯罪でした

バツイチ、子持ち、大酒飲みの男勝りのキャラが売りの雪平ですが、今作では妙に女っぽいというか弱さを感じてしまいました。冒頭から所轄の上司・一条道(佐藤浩市)との濃いベッドシーンだしね
おまけに出てくる男がみ~~んなどこか胡散臭い。
一条が怪しいのはすぐにわかるけれど、山田君、あんたもかなどんでん返しも気付いてみれば伏線はあったのね
イっちゃってる連続殺人犯(大森南朋)が自分の殺人哲学に凝っていたお陰で雪平が窮地を脱しますが、このシーン、ホラーっぽくて苦手。

事件は雪平が持つUSBメモリーを狙ったものとわかりますが、やられっ放しかよ~!と思わせて置いて、最後に真相に気付いて逆転の一発をかませるところはスカッとします。でもまだ続くのね

警察や検察を巻き込んだ権力と汚職と腐敗の構造の深さにため息しか出ないですな。


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