2013年3月8日公開 アメリカ 130分
カンザスのサーカス一座の奇術師オズ(ジェームズ・フランコ)は、その魅力と口の上手さを武器に、いつか「偉大な男」になることを夢見ていた。ある日気球に乗り込んだ彼は竜巻に飛ばされて魔法の国・オズに迷い込む。たまたま名前が同じために、西の魔女セオドラ(ミラ・クニス)に、この国の予言に残る〈偉大なる魔法使い〉だと誤解された彼は、緑色に輝くエメラルド・シティに案内される。宮殿で、彼女の姉の東の魔女エヴァノラ(レイチェル・ワイズ)から「南の悪い魔女を倒せばこの国の王になれる」と唆された彼は、二人の美貌と財宝に目が眩み、自分が単なる奇術師であることも忘れて、エヴァノラの言葉のまま、翼の生えた猿・フィンリーとともに南へ向かう。道中、悪い魔女により破壊された陶器の町で、ひとりだけ生き残った陶器の少女を助けた彼は、邪悪な力により虐げられた様を目の当たりにして仄かな使命感を芽生えさせる。しかし南の魔女グリンダ(ミシェル・ウィリアムズ)と出会った時、その清らかな美しさと優しさに惹かれ彼女の邪悪さを疑ったオズの前に、魔法の国の秘密が明らかにされ……。
子供の頃に読んだ「オズの魔法使い」映画やミュージカルにもなっているけれど、ドロシーがオズの国で出会う仲間たちとともに悪い魔女をやっつける内容の細部は忘れてしまっていました。
ところが、今日この映画を観ていて昔読んだお話の細部が甦ってきました。オズの国の不思議な生物たち、特に邪悪な魔女の手先の空飛ぶヒヒは本で想像していた通りの姿で嬉しくなりました
今回はドロシーたちの登場する前のオズの国が舞台で、「偉大な魔法使い」オズ誕生の物語です。
女好きの軽佻浮薄な奇術師のオスカー(愛称オズ)が、トラブルから逃げて乗り込んだ気球が竜巻に飛ばされてオズの国に辿り着くのですが、それまでのモノクロ画面から一転、カラフルでポップな世界が目の前に開けるその風景は圧巻です
3D映像ならその特徴がフルに生かさるのでしょうけれど、今日は残念ながら2D鑑賞。
(いつものシネコンでは3Dは吹替上映しかなかったの
)
それでもファンタジックなオズの国の雰囲気は十分味わえました。
その場しのぎのいい加減さがプンプン匂うオスカーにころりと騙されたのが世間知らずなセオドラ。オルゴールをプレゼントされ初めてのダンスに胸ときめかせる彼女は、初恋に夢中な乙女そのものです。だからこそ、弄ばれたと知り傷ついた彼女は深く傷つき心は憎しみで満たされてしまったのね。こんな私に誰がした!!だねぇ
オスカーの正体を見破っていたエヴァノラは彼を利用しようとします。
ところが黄金に目が眩んでホイホイとエヴァノラの言に乗ったオスカーは、悪い魔女と聞かされていたグリンダに会うとすぐに彼女に好意を持つの
このあたりの展開は美女と見れば口説いてしまう男の性を誇張しているようでちょっと笑えます。
これを知ったエヴァノラはセオドラをたきつけて悪い魔女に変えてしまい、いよいよ本性を現してグリンダを亡き者にしようと企み、戦いが始まります。
最初はびびっているばかりだったオスカーも次第にオズの国の人々のために力を貸す気持ちになっていくのです。オズの国の人々の助けを借りて、オズは二人の魔女をエメラルド・シティから追い出すことに成功します。ここに偉大なる魔法使いが誕生したわけです。
ドロシーには案山子やブリキのきこりやライオンがいたように、オスカーには翼の生えた猿・フィンリーと陶器の少女、苦虫男のナックがいました。フィンリーとのコミカルなやり取りに笑い、陶器の少女の子供らしいまっすぐな心と行動に力づけられ、徐々に自分の使命に気付いていくオスカーと共にオズの国の冒険を楽しみました
カンザスのサーカス一座の奇術師オズ(ジェームズ・フランコ)は、その魅力と口の上手さを武器に、いつか「偉大な男」になることを夢見ていた。ある日気球に乗り込んだ彼は竜巻に飛ばされて魔法の国・オズに迷い込む。たまたま名前が同じために、西の魔女セオドラ(ミラ・クニス)に、この国の予言に残る〈偉大なる魔法使い〉だと誤解された彼は、緑色に輝くエメラルド・シティに案内される。宮殿で、彼女の姉の東の魔女エヴァノラ(レイチェル・ワイズ)から「南の悪い魔女を倒せばこの国の王になれる」と唆された彼は、二人の美貌と財宝に目が眩み、自分が単なる奇術師であることも忘れて、エヴァノラの言葉のまま、翼の生えた猿・フィンリーとともに南へ向かう。道中、悪い魔女により破壊された陶器の町で、ひとりだけ生き残った陶器の少女を助けた彼は、邪悪な力により虐げられた様を目の当たりにして仄かな使命感を芽生えさせる。しかし南の魔女グリンダ(ミシェル・ウィリアムズ)と出会った時、その清らかな美しさと優しさに惹かれ彼女の邪悪さを疑ったオズの前に、魔法の国の秘密が明らかにされ……。
子供の頃に読んだ「オズの魔法使い」映画やミュージカルにもなっているけれど、ドロシーがオズの国で出会う仲間たちとともに悪い魔女をやっつける内容の細部は忘れてしまっていました。
ところが、今日この映画を観ていて昔読んだお話の細部が甦ってきました。オズの国の不思議な生物たち、特に邪悪な魔女の手先の空飛ぶヒヒは本で想像していた通りの姿で嬉しくなりました

今回はドロシーたちの登場する前のオズの国が舞台で、「偉大な魔法使い」オズ誕生の物語です。
女好きの軽佻浮薄な奇術師のオスカー(愛称オズ)が、トラブルから逃げて乗り込んだ気球が竜巻に飛ばされてオズの国に辿り着くのですが、それまでのモノクロ画面から一転、カラフルでポップな世界が目の前に開けるその風景は圧巻です

3D映像ならその特徴がフルに生かさるのでしょうけれど、今日は残念ながら2D鑑賞。
(いつものシネコンでは3Dは吹替上映しかなかったの

それでもファンタジックなオズの国の雰囲気は十分味わえました。
その場しのぎのいい加減さがプンプン匂うオスカーにころりと騙されたのが世間知らずなセオドラ。オルゴールをプレゼントされ初めてのダンスに胸ときめかせる彼女は、初恋に夢中な乙女そのものです。だからこそ、弄ばれたと知り傷ついた彼女は深く傷つき心は憎しみで満たされてしまったのね。こんな私に誰がした!!だねぇ

オスカーの正体を見破っていたエヴァノラは彼を利用しようとします。
ところが黄金に目が眩んでホイホイとエヴァノラの言に乗ったオスカーは、悪い魔女と聞かされていたグリンダに会うとすぐに彼女に好意を持つの

これを知ったエヴァノラはセオドラをたきつけて悪い魔女に変えてしまい、いよいよ本性を現してグリンダを亡き者にしようと企み、戦いが始まります。
最初はびびっているばかりだったオスカーも次第にオズの国の人々のために力を貸す気持ちになっていくのです。オズの国の人々の助けを借りて、オズは二人の魔女をエメラルド・シティから追い出すことに成功します。ここに偉大なる魔法使いが誕生したわけです。
ドロシーには案山子やブリキのきこりやライオンがいたように、オスカーには翼の生えた猿・フィンリーと陶器の少女、苦虫男のナックがいました。フィンリーとのコミカルなやり取りに笑い、陶器の少女の子供らしいまっすぐな心と行動に力づけられ、徐々に自分の使命に気付いていくオスカーと共にオズの国の冒険を楽しみました
