2013年3月1日公開 アメリカ 165分
南北戦争勃発直前のアメリカ南部。理不尽な理由からブリトル3兄弟に痛めつけられ妻と引き離された奴隷のジャンゴ(ジェイミー・フォックス)は、元歯科医キング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)と出会い、奴隷を繋ぎとめる鎖から解放される。シュルツは賞金稼ぎで、ブリトル3兄弟の顔を知るジャンゴを助手とし銃の手ほどきをする。テネシー州の農園で3兄弟を発見したジャンゴは鞭と銃で彼等を殺す。シュルツに射撃の腕を見込まれ賞金稼ぎとなったジャンゴは、シュルツとともに南部の指名手配犯を捕まえながら鍛錬を積み、奴隷市場で生き別れとなった妻のブルームヒルダ(ケリー・ワシントン)を探す。やがて彼女がカルヴィン・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)が営むキャンディランドという農園にいることを突き止めた二人は、奴隷を鍛えあげ、奴隷同士を闘わせては楽しんでいるカルヴィンの元から妻を取り戻すため一計を案じる。しかしキャンディの忠実な僕である老獪な奴隷頭スティーブン(サミュエル・L・ジャクソン)に見抜かれ銃弾飛び交う死闘に発展し・・・。
タランティーノ監督作品はどちらかというと苦手な類ですが、これは文句なく面白かった!
三時間近い長さも殆ど気になりませんでした。奴隷制に対するアンチテーゼを娯楽というオブラートで上手にくるんで見せているのも気に入りました。
主役のジャンゴはもちろんカッコいいけれど、脇も役者揃いです
サディスティックなフランスかぶれの農場主役のレオは悪役を楽しんで演じてるし、自分も黒人なのに黒人蔑視に凝り固まった奴隷頭スティーブンはあくまでも憎たらしいし
映画の中では「ニガー」という差別用語が頻繁に出てきますが、これは時代背景を思えば仕方ないわけで、ここに批判をする人がいるそうだけど筋違いだよね
出会う白人が皆差別主義者で(南部だし時代だしで当然)それをバッタバッタと撃ち殺すのですが、血がドバドバ・ドピューンと盛大に飛び散るものの、作りものめいてリアル感に乏しいのが逆に娯楽性を高めていて、グロさを感じませんでした。
また、奴隷達を剣闘士に仕立てて殺し合わせる場面も思いの他短くて格闘技全般苦手な私でも何とか視線を外さずにいられました。
個人的にはドイツ人の賞金稼ぎでジャンゴを助けてくれるシュルツさんに惚れ~~
ユーモアとウィットに富んだ人物で、彼がジャンゴに助手としての洋服を選ばせるシーンでは、ジャンゴが選んだ服に噴き出しそうになりましたよ
シュルツさんの馬車の上に乗っかってるでっかい歯のオブジェもユニーク。バネでビヨンビヨンと揺れる様もユーモラスです。貯金箱でもあったのに早々に姿を消して残念
彼は奴隷制に嫌悪感を持つヨーロッパ紳士で、後にその高潔さが彼の命取りに
握手くらい我慢しろよ~~。でも我慢できなかったのね
彼がジャンゴに手を貸した動悸は、妻の名前ブルームヒルダがドイツで有名なお話に登場する名前だったことが大きいかと思います。彼女がドイツ人の元主人の奴隷でドイツ語を話せるというのも当時の奴隷一般のイメージとは違って知的さを強調しているように感じました。
再び捕えられ縄に繋がれたジャンゴ、絶体絶命か?と思わせて、またまた見せ場があるというのも飽きさせない作りです。そして最後の山場、派手~~!!ダイナマイトで全てを吹っ飛ばしちゃったらそりゃ証拠隠滅も完璧!自由の身だぁな
めでたしめでたし
南北戦争勃発直前のアメリカ南部。理不尽な理由からブリトル3兄弟に痛めつけられ妻と引き離された奴隷のジャンゴ(ジェイミー・フォックス)は、元歯科医キング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)と出会い、奴隷を繋ぎとめる鎖から解放される。シュルツは賞金稼ぎで、ブリトル3兄弟の顔を知るジャンゴを助手とし銃の手ほどきをする。テネシー州の農園で3兄弟を発見したジャンゴは鞭と銃で彼等を殺す。シュルツに射撃の腕を見込まれ賞金稼ぎとなったジャンゴは、シュルツとともに南部の指名手配犯を捕まえながら鍛錬を積み、奴隷市場で生き別れとなった妻のブルームヒルダ(ケリー・ワシントン)を探す。やがて彼女がカルヴィン・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)が営むキャンディランドという農園にいることを突き止めた二人は、奴隷を鍛えあげ、奴隷同士を闘わせては楽しんでいるカルヴィンの元から妻を取り戻すため一計を案じる。しかしキャンディの忠実な僕である老獪な奴隷頭スティーブン(サミュエル・L・ジャクソン)に見抜かれ銃弾飛び交う死闘に発展し・・・。
タランティーノ監督作品はどちらかというと苦手な類ですが、これは文句なく面白かった!
三時間近い長さも殆ど気になりませんでした。奴隷制に対するアンチテーゼを娯楽というオブラートで上手にくるんで見せているのも気に入りました。
主役のジャンゴはもちろんカッコいいけれど、脇も役者揃いです

サディスティックなフランスかぶれの農場主役のレオは悪役を楽しんで演じてるし、自分も黒人なのに黒人蔑視に凝り固まった奴隷頭スティーブンはあくまでも憎たらしいし

映画の中では「ニガー」という差別用語が頻繁に出てきますが、これは時代背景を思えば仕方ないわけで、ここに批判をする人がいるそうだけど筋違いだよね

出会う白人が皆差別主義者で(南部だし時代だしで当然)それをバッタバッタと撃ち殺すのですが、血がドバドバ・ドピューンと盛大に飛び散るものの、作りものめいてリアル感に乏しいのが逆に娯楽性を高めていて、グロさを感じませんでした。

個人的にはドイツ人の賞金稼ぎでジャンゴを助けてくれるシュルツさんに惚れ~~

ユーモアとウィットに富んだ人物で、彼がジャンゴに助手としての洋服を選ばせるシーンでは、ジャンゴが選んだ服に噴き出しそうになりましたよ


彼は奴隷制に嫌悪感を持つヨーロッパ紳士で、後にその高潔さが彼の命取りに


彼がジャンゴに手を貸した動悸は、妻の名前ブルームヒルダがドイツで有名なお話に登場する名前だったことが大きいかと思います。彼女がドイツ人の元主人の奴隷でドイツ語を話せるというのも当時の奴隷一般のイメージとは違って知的さを強調しているように感じました。
再び捕えられ縄に繋がれたジャンゴ、絶体絶命か?と思わせて、またまた見せ場があるというのも飽きさせない作りです。そして最後の山場、派手~~!!ダイナマイトで全てを吹っ飛ばしちゃったらそりゃ証拠隠滅も完璧!自由の身だぁな

