福音館創作童話シリーズ 市川宣子作 /さとうあや絵
ケイゾウさんは幼稚園に住むにわとりです。うさぎのみみこがやってきてから、ケイゾウさんの暮らしは一変しました。主人公ふたりの織りなす10のお話を季節感あふれる絵とともにお届けいたします。(「BOOK」データベースより)
月刊雑誌「母の友」2000年4月号から2004年10月号までの間に断続的に掲載されたものから9編を選び加筆、それに最終章をあらたに書き下ろして一冊にまとめたものだそうです。
読んであげるなら5才から、じぶんで読むなら小学校中級~おとなまで。
この絵本を知ったのは新聞の書評だったと思います。
突飛なタイトルに心をくすぐられ図書館で借りて見ました。予想通り第一章で物語の虜になり、最後まで一気に読んでしまいました
各章には「ケイゾウさんは〇〇がきらいです。」とタイトルが付けられています。
例えば表題の「四月」では、一緒に暮らすことになったうさぎのみみこに振り回されるケイゾウさんの嘆きに同情しつつも笑いを堪えられません。
以下「遠足」「サーフィン」「飛ぶ」「工事」「朝ねぼう」「かけっこ」「どんぐり」「寒い」「三月」と季節が代わり、子供たちや、みみこに振り回されながらも、何となく楽しそうなケイゾウさんの嘆きが続きます。そして最終章の「三月」ではあれほど文句を言ってた子供たちの卒園=巣立ちへの寂しさを滲ませ、みみこにも家族的な親しみを感じているケイゾウさんがいるのでした
口が悪くて物事を斜に見ているようなケイゾウさんが何だか愛しくてたまらなくなります。
ケイゾウさんのトサカは彼の気持ちを代弁しています。呆れてものが言えない時はぐんにゃりと、寝不足の時はガンガン痛み、みみこに図星をさされた時には色が濃くなったりといった具合に
みみこは人間の女の子そのものの性格が投影されています。ケイゾウさん以外には良い子の可愛こぶりっこだけど、本当は気紛れで自己愛が強く図々しい。みみこがケイゾウさんに対してありのままでいるのは、実はかなり気を許しているからじゃないかしらん
でも私は断然ケイゾウさん派だな
う~~ん、この本手元に置きたくなってきたぞ
買っちゃおうかな
ケイゾウさんは幼稚園に住むにわとりです。うさぎのみみこがやってきてから、ケイゾウさんの暮らしは一変しました。主人公ふたりの織りなす10のお話を季節感あふれる絵とともにお届けいたします。(「BOOK」データベースより)
月刊雑誌「母の友」2000年4月号から2004年10月号までの間に断続的に掲載されたものから9編を選び加筆、それに最終章をあらたに書き下ろして一冊にまとめたものだそうです。
読んであげるなら5才から、じぶんで読むなら小学校中級~おとなまで。
この絵本を知ったのは新聞の書評だったと思います。
突飛なタイトルに心をくすぐられ図書館で借りて見ました。予想通り第一章で物語の虜になり、最後まで一気に読んでしまいました

各章には「ケイゾウさんは〇〇がきらいです。」とタイトルが付けられています。
例えば表題の「四月」では、一緒に暮らすことになったうさぎのみみこに振り回されるケイゾウさんの嘆きに同情しつつも笑いを堪えられません。
以下「遠足」「サーフィン」「飛ぶ」「工事」「朝ねぼう」「かけっこ」「どんぐり」「寒い」「三月」と季節が代わり、子供たちや、みみこに振り回されながらも、何となく楽しそうなケイゾウさんの嘆きが続きます。そして最終章の「三月」ではあれほど文句を言ってた子供たちの卒園=巣立ちへの寂しさを滲ませ、みみこにも家族的な親しみを感じているケイゾウさんがいるのでした

口が悪くて物事を斜に見ているようなケイゾウさんが何だか愛しくてたまらなくなります。
ケイゾウさんのトサカは彼の気持ちを代弁しています。呆れてものが言えない時はぐんにゃりと、寝不足の時はガンガン痛み、みみこに図星をさされた時には色が濃くなったりといった具合に

みみこは人間の女の子そのものの性格が投影されています。ケイゾウさん以外には良い子の可愛こぶりっこだけど、本当は気紛れで自己愛が強く図々しい。みみこがケイゾウさんに対してありのままでいるのは、実はかなり気を許しているからじゃないかしらん

でも私は断然ケイゾウさん派だな

う~~ん、この本手元に置きたくなってきたぞ

