東京キッドブラザーズの
彼が殺した驢馬
という歌劇
の挿入歌
陽気な綱渡り
ソファーのくぼみ
ではあまり感じなかった
テレサ野田さんの
歌の下手さは
この歌になったとたん
露呈してしまった。
この歌詞も
非常に
曲の付けづらい
歌詞なんだと思う
しかしながら
拓郎さんも
岡本おさみさんの
歌詞を曲にしてきた強者。
小室等さんといい
やはり
この手の垢の強い
歌詞には
垢の強いソングライターでないと
作品として
成り立たないのでしょう
綱渡りを
危うい恋に例えて
あなたが落ちれば私も落ちる
綱渡りと恋に落ちるを掛けてある
幼い時にみた
サーカスの綱渡り
派手で陽気な演者が脚光を浴びて
期待と不安の中
渡る綱渡り
やはり
それも
恋と同じ。
♪ゆらりゆらゆら
ゆらりゆらゆら
ゆらりゆらゆら風は横風
ゆらりゆらゆら遠い近道
始まる気なら
手取り足取り
教えてあげる綱渡り
恋人迎えるように
両手をひろげ
下を見ないでいれば
あとは空…
陽気な空
あなたが落ちれば
私も落ちる
それが恋なら
怖くはないでしょう
ゆらりゆらゆら
ゆらりゆらゆら
ゆらりゆらゆら月が便りの
ゆらりゆらゆら月は隠れる
あの娘か心配だ
ふるえる闇を
見上げるけれど綱渡り
楽しくなってきた
ひと足ごとに
渡りきる時までの
二人の夢…
浮気な夢
危険に慣れても
危険はつきもの
綱が切れたら
二人は死ぬんでしょう