もう
そういえば
八代亜紀さんも亡くなられたんだ
昭和の歌謡番組
あの頃
毎日のように
歌は溢れていた
聞きたくないと思っていても
好む好まざるに関わらず
耳に届いていた
当たり前の贅沢だったと
後から認識するほど
豊かな時代であり
時間だった
過ぎ去って
なくなって気づく
大切な時間
始まりがあり終わりがくる
いつかは
終わってしまう
豊かな充実した時間
心を満たしてくれた人たち
少しずつ寂しさや
悔しさや
嬉しさ楽しさを共有し
分かり合えるその一点が
全ての中心にあって
そこは何ごとにも変えることはできず
ただ
ただ、
僕の生きるチカラにもなりうる
糧としての
存在だった人
満ちた潮は引き
足跡だけを残し
そう遠くない未来を
描けなくするほど
突然に…
涙の海を彷徨う小舟のような心
それは
諦めるまでの
覚悟と決断が鈍らせた
全て僕の不甲斐なさと
僕の弱さ
幸せになるわきゃないのに
オチもない物語なのに
、1人で彷徨うのが
お似合い
さよならの時間がきた