もう、この曲に関して
あれがこうだとか
なんだとか 説明不要だし、
見る人聞く人
「ああ、また、この曲か」と思うほど
ど定番の曲。
差し当たって 洋楽の入門曲的でもあって、
ビートルズ
ボブディラン
そしてサイモン&ガーファンクル
どのアーティストが一番に入ってくるかは
個人個人でちがうだろうけど
僕は比較的遅くに
サイモン&ガーファンクルを聴き始めた。
ベイシティローラーズとビートルズが同時。
そして
ボブディラン
それから
サイモン&ガーファンクルだった。
「卒業」の主題歌
サウンドオブサイレンス
この映画も何十回も繰り返し見た中で
フォークデュオ
サイモン&ガーファンクルの魅力に
打ちのめされるところまで
いかなかった僕。
映画「卒業」
思春期にしてこの映画を知り
本心の恋心 愛する気持ちに偽りを上塗りするのではなく
本当に好きな人を失ってはいけないという
メッセージを僕たちは受け取った。
ベンジャミン(ダスティホフマン)とエレーン(キャサリンロス)の本当の愛の行方を見せて終わる映像
あきらめちゃダメだという勇気ももらった。
若いときの迷いは引きずらない
本心にしたがって走る事が大事だと、いうことも教えてもらった
「卒業」
サウンドオブサイレンス
沈黙に響く音
それは
自分の本当の気持ちに
気づく音。
10代より、20代
20代より、30代
30代より、40代
40代より、50代
歳を重ねていくたび
自分の気持ちに蓋をしていく
事が多くなる
それは大人になるって事なのだろうけど…
無鉄砲ではいられない
恥ずかしい、照れ
世間体を気にする
自分の立場を考える
若いときはそうしたものがないだけに
行動が身軽なのだ
若いときには若い時の動き、考えがあり、
今、「卒業」を見てもあの時みたいなトキメキと感動はもう、無い。
若さ の 特権
若いに突き動かされる
誰もがその若さを手放して
なりたくない
大人に知らず知らずのうちに
なっていっている。