明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

ザ・サウンド オブ サイレンス 映画 卒業 サイモン&ガーファンクル

2020-04-30 19:29:00 | 僕の音楽日記


もう、この曲に関して
あれがこうだとか
なんだとか 説明不要だし、
見る人聞く人
「ああ、また、この曲か」と思うほど
ど定番の曲。
差し当たって 洋楽の入門曲的でもあって、

ビートルズ 
ボブディラン
そしてサイモン&ガーファンクル

どのアーティストが一番に入ってくるかは
個人個人でちがうだろうけど
僕は比較的遅くに
サイモン&ガーファンクルを聴き始めた。

ベイシティローラーズとビートルズが同時。
そして
ボブディラン
それから
サイモン&ガーファンクルだった。

「卒業」の主題歌
サウンドオブサイレンス
この映画も何十回も繰り返し見た中で
フォークデュオ
サイモン&ガーファンクルの魅力に
打ちのめされるところまで
いかなかった僕。


映画「卒業」
思春期にしてこの映画を知り
本心の恋心 愛する気持ちに偽りを上塗りするのではなく
本当に好きな人を失ってはいけないという
メッセージを僕たちは受け取った。

ベンジャミン(ダスティホフマン)とエレーン(キャサリンロス)の本当の愛の行方を見せて終わる映像

あきらめちゃダメだという勇気ももらった。
若いときの迷いは引きずらない
本心にしたがって走る事が大事だと、いうことも教えてもらった
「卒業」

サウンドオブサイレンス
沈黙に響く音

それは
自分の本当の気持ちに
気づく音。

10代より、20代
20代より、30代
30代より、40代
40代より、50代
歳を重ねていくたび
自分の気持ちに蓋をしていく
事が多くなる

それは大人になるって事なのだろうけど…
無鉄砲ではいられない
恥ずかしい、照れ
世間体を気にする
自分の立場を考える

若いときはそうしたものがないだけに
行動が身軽なのだ
若いときには若い時の動き、考えがあり、
今、「卒業」を見てもあの時みたいなトキメキと感動はもう、無い。

若さ の 特権
若いに突き動かされる
誰もがその若さを手放して
なりたくない
大人に知らず知らずのうちに
なっていっている。










言葉のナイフ

2020-04-30 09:24:00 | 散文 詩 

僕にむけた

君の言葉は

ナイフのようだ

鋭く 空気さえも

切り刻み 

一瞬の間ももたせない


君に向かう

僕の言葉は

投網のように

一網打尽で君のすべてを

すくい取る


近づこうとすると

離されて

離されまいと

近づいて

付かず離れず

その先は


立ち止まったままの季節の中で

もう、先を急ぐのをやめにした

引き返すのもやめにした

今 この時があって

それでいい

思い悩むことの

重さが

心を締めつける


不自由でやりきれない

もどかしさの裏側に

本当の優しさが挟まれて

見ないように

見えないように

する君だけど






どうしてこんなに悲しいんだろう 吉田拓郎

2020-04-29 19:04:00 | 僕の音楽日記
https://youtu.be/9O4AvyK38yM




作詞 作曲 吉田拓郎

悲しいだろう
みんな同じさ
おんなじ夜を迎えてる
風の中を一人歩けば
枯れ葉が肩でささやくよ

どうしてだろう この虚しさは
誰かに逢えば しずまるかい?
こうして空を見上げていると
生きてることさえ
虚しいよ

これが自由というものかしら
自由になると 寂しいのかい?
やっと一人になれたからって
涙がでたんじゃ困るのさ
やっぱり僕は
人にもまれてみんなの中で
生きるのさ


人の心はあたたかいのさ
明日は も一度ふれたいな
ひとりごとです
気に留めないで 時にはこんなに
思うけど
明日になるといつものように
心を閉ざしている僕さ…









どうしてだろう



この


虚しさは




脱力感

虚無感


どうして



こんなに



悲しいんだろう…








カサナリ オナジ

2020-04-29 05:46:00 | 散文 詩 

同じ空をみて 同じ夢をみて

同じ音を聞いて 同じ花を見て

同じ色が好きで 同じところで笑い

同じ食べ物が好きで 同じ車が好きで

同じように笑い 同じように泣き

同じように凹んで

同じように強がって

同じように

同じことを思い

同じように

言葉が重なり

同じように

喜んで

同じように

同じように

同じでいられたら







哀しみのボート 松田聖子

2020-04-28 17:37:00 | 僕の音楽日記
https://youtu.be/uQjYmpRNdxI

松本隆さんの詩は

松田聖子の歌作品になると
映像化する。

静寂を打った
水面が広がる湖のほとり
白いドレスを着た髪の長い
女性


過去から明日へいくのを拒むように
いつまでも
飛ぶことをしない小鳥

どちらかが先に飛び立つこともせず
時間の岸辺に佇んでいる

幸せという手応えのない
言葉だけの潤いは
今日という日を
沈めさせる
固執や依存で
心を締めつける

運命というには
あまりにも頼りなく
宿命というほど
大袈裟でなく

オールのない
ボートで
波の立たない湖面に
笹舟のように
ただ 漂う
どこの岸辺にも
辿り着けないでいる……









「哀しみのボート」

作詞 松本隆
作曲 大久保薫


飛べない小鳥ね わたしたちって
時間の岸辺で抱きあったまま

いいのよ 無理に愛を
口に出さないで
このまま抱かれたまま
眠りたいの

哀しみのボートで
涙に漕ぎ出そう
哀しみのボートで
流されても運命ならいいの

幸福な日々が飛び去ってゆく
不幸の渦へと巻き込まれそう

いいのよ あなたのこと
少し知りすぎて
今さら後戻りは
出来ないから

哀しみのボートで
あなたに溺れそう
哀しみのボートで
オールさえも失くしたまま二人

哀しみのボートで
涙に漕ぎ出そう
哀しみのボートで
流されても運命ならいいの