時には母のない子のように カルメン マキ

この歌がヒットしてたころ
僕は小学校1年 で、
1969年の世の中はどこか暗い影を落としていた様に感じていた。

流行歌も何故かくらい感じが多かった様に思う。

ブルーライトヨコハマ
夜明けのスキャット
黒猫のタンゴなど
がヒットしていて
ラジオやテレビよく見たり聞いたりしていた。
そんな中で
特異な歌だった
『時には母のない子のように』
は
なんだか自分の事にように
胸につきつけられた
メッセージソングだった。

自分に
ある日母親がいなくなったなら、
どうなるのか？

まだ小学校1年生で
「はっ！」とさせられたのを覚えている。

凄く悲しくて虚しくて
どうしていいかわからないそんな声で
歌うこの歌は
この世の終わりを告げられたのも同然のような
そんな受け止め方でもあった。

今思えば
感受性の強い子だったのだ。
当たり前の幸せ
を、わかった瞬間でもあった。
暗ーい歌を歌え
となると
真っ先にこの歌を歌っしまうのだ。

バカンスはいつも雨 杉真理

シティポップスに興味が湧いて
それこそ80年代に前半は
軽やかな耳障りのいい歌たちが
溢れていた
大瀧詠一さんのヒットから
それこそ
車の免許をとって自分だけの空間
にカーステレオで自前のカセットに
好きな歌をチョイスして
車の運転中は
ずっと聴いていた。

どこか懐かしい 60年代ポップスやビートルズサウンドがティストされてる
杉真理さんの
歌は
気負いなく気軽に聞けて楽しめた。

特に海辺へのドライブには欠かせない曲は多かった。
案外 この頃は使い捨てのような
消費されるような
感じでの音楽、曲が多かったように思う
次から次へとリリースされる歌にアルバム、レコード。
いわゆる名曲になりうる曲も
巷に歌が溢れすぎて
次の歌に被せられ
じっくり ゆっくり聴いている暇がない
そんな
時代だったように思う。

雨の日の歌なのに
晴れた海岸線を走り
カーステレオから流れる
『バカンスはいつも雨』
このアンバランスな感じが
いつも好きだった。

smile again 小泉今日子

 

間奏にオカリナで

（17の夏)を演奏する姿が

印象的だったキョンキョン。

 

ザ ・アイドルだった。

キョンキョン。

 

本当に可愛く

いい曲に恵まれたと思う。

 

ブリっ子 という言葉が流行った80年代

松田聖子と同じく

ショートカットにしたキョンキョン。

一番ショートカットの似合う女の子だった。

ハッピーな歌から

切ない歌まで よく卒なくこなしていた。さすがスター誕生!

出身。

 

このSmile again は

本当に切なそうに歌うキョンキョン

の表情がとても印象的で

歌に入り込んでる

そう思えたのです。

 

今 52歳

のキョンキョン。

そういえば（魔女)って歌もあったなぁ

その歌も好きだった。

 

数多く名曲を歌っていたキョンキョン。

 

美魔女といわれてる

昨今。

あの頃の可愛らしさの中の切なさを

持って

一生懸命歌っていたキョンキョンに

もう一度会いたいなぁ

 

Smile again

この歌詞

なかなか泣けます

 

また逢う日まで 尾崎紀世彦

日本歌謡大賞受賞曲
作詞 阿久悠さん
作曲 筒美京平さん

小さい頃 この歌のパワフルさ
スケールのでかさ、
別れの歌でありながら
ジメジメしてない、希望の歌の様に感じてた。
今尚 歌い継がれ
カバーされてる
ジャパニーズスタンダード。

また、逢う日まで。
いい言葉です。
『また』という言葉の持つ
温かみと希望。
心に留めておく『また』
は
相手に対して最大限の優しさを示している
『また』なのである。

僕の周りにも、
もう、この世に存在しない
同級生やらが
もう
チラホラいる。
幼い頃 近所の遊び友達が
ある日 突然 病死して
会えなくてなったり、した事から
「また逢う日まで」と
ちゃんとメッセージを伝える事
言い合える事
はすごく大事な事なのだろうと思う。

いつもいるはずの人が
いなくなる。

存在していたものがなくなる。

後追いで心の言葉は
『また逢う日まで』と
呟くも、その言葉は届かない。

そうかぁ…
もうあいつはいないんだ…

え？
あいつもいなくなっちゃったんだ…

運命
宿命
人生の尺度と
与えられた時間。

人は精一杯生き抜いてこそ
そこに意味のある人生を
見いだせるのかもしれない。

自分はまだ
精一杯生きてないのだろうと
思う。

平等に与えられた命
でも公平ではない時間や
環境の中
一人一人が
それぞれの人生を生きている。

あれっきり
それっきり
で会えてない人や
疎遠になってる人
縁あって関わってきた一人一人に

今一度

「また逢う日まで」

セシル 浅香唯

この曲も
NOBODYの作曲。
とてもキャッチーな歌で
この曲で一気に浅香唯さんが好きになった。
残念なのが、
人気が長く続かなかった。
キャラクター的に
小泉今日子さんと被るところがあるようで
キョンキョンの台頭で
浅香唯さんの影が薄くなってしまったような気がしてならない。

スケ番刑事 で脚光を浴びたのだが、
彼女の本業である歌う
作業は遠ざかってしまった。POPでキュートな彼女には
流行りに左右されずに
アメリカンポップスの様な流れの歌を
歌っていってほしかった。
決して歌は下手ではなかったのだから
売り出し方
いかんで
息の長い歌手になっていたんじゃなかったのだろうか？

芸能界 歌謡界は熾烈きわまる世界。
たら
れば
は
通用しない。

彼女の歌う
『セシル』を聴くたび
そんな
無情さを感じ
切なく胸が締め付けられる。