♪丘を登って下界を見ると
小さな世界がそこにある〜
子供のころ
周りの生活圏が
すべてで
親元に保護されてる
自分の住んでいる地域が
小さな世界で、
学校があって
小さな乾物と野菜を売ってる小売店が2軒
スーパーが2軒
肉屋が1軒
床屋が3軒
ベットダウンといわれる
山を切り拓て開拓した
住宅か広がったところに
ぼくの小学生時代はあった
その町はとびきり裕福な家はなく
皆、同じようなレベルの家庭が
肩を寄せ合い
協力して町を作り上げていった
そんな地域だった。
特別大きな不満もない僕だったが
友達と喧嘩したりして
仲間はずれにされたりした時なんかは
東の方角に
半分山を切り拓いたままに
なってる
小さな丘があった。
そこに、むしゃくしゃした時は
登って夕日を見るのが好きだった。
それこそ
拓郎さんの
この歌
「おろかなるひとり言」の
歌詞のまんまなのだ。
♪丘を登って下界を見ると
小さな世界がそこにある
人はあくせく、どこへ行く
人は疲れた足取りで
しかも、人は急いでいた。
小さな丘から
見下ろす僕の住んでる
生活圏
身の回りでの出来事は
なんとちっぽけな事のように
思えて、気持ちを切り替えて
夕日を見送って
また、丘から降りて
家路へつく
そんなことをしていた
時期があった
人はどうしても
塞ぎ込んだり
辛い事があると
下を向く
今いるところで下を向いて
しまえば益々
気持ちも 心も
沈み込んでしまう
そんな時
丘に登ったり、山に登ったり
して
下界をみる。
どうせ下をみるのなら
高いところに
自分の身を置いて
下を見てみると
心を痛めていたことが
ちっぽけに感じられたり
そうして自分を取り戻すことを
して来た僕は
今は
そうした環境にお世話にならずとも
やはりリセットすることには
音楽だったり、
自然を見てだったり
で
切り替えをするようにはしている。
ひとり言をいうことも含めて
それは
おろかなるひとり言だとしても
その時の精神状態では
おろかなのか
そうでないのかは
判断することは酷なのだ。
あとからおろかな事だったと
思えばいいわけで
人は、一緒懸命になればなるほど
色々ぶち当たる
そして結局自分でしか
立ち直る術はない。
おろかなるひとり言
作詞 作曲 よしだたくろう
フルバンド オーケストラバージョンでの
アレンジでの楽曲披露は
’79篠島が初。
この作品はレコードになっても良かったのに
候補にならなかったのかなぁ
もともと
たくろうオンステージ第1集 ともだち
に収録されてる
アコースティックでの
ライブバージョンが初リリースであって
この時もライブだったから
ボツになったのかなぁ
当時篠島でこの歌を生で聴いて
すごく感動した僕だった。
生でこの歌を聞けて
そうそう歌う事のない貴重な作品
だったし、
篠島のようなイベントでの披露は
嬉しかった記憶があった。
丘を登って下界を見ると…
最近また、色々心にも溜まっている事があるから
丘にでも
登って下界を見て
夕日でも見ようかな…