明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

遠い夏

2020-08-31 06:02:00 | 散文 詩 

夏休み

子供の長期休暇


夏休みの友

ラジオ体操

アサガオ

ひまわり

首振り扇風機

蝉の声

入道雲

水やり

盆踊り

でみせ

花火大会

ランニングシャツ

麦わら帽子

プールと海水浴

蝉とり

カブト虫とクワガタ虫

夏休み子供劇場

自由研究

読書感想文

鈴虫の音

肝試し

かき氷

カルピス

夕立

風鈴

林間学校

夜更かし


831日は

明日に迫った二学期の

心の準備と宿題の確認

そして最後の夏休みの1

また、来年

夏休み



忘れ物の確認の831

長い短い夏休み

遠い夏…


子供の頃の夏休み







プロレス番組テーマ曲 全日本、新日本 あの頃

2020-08-30 21:12:00 | 僕の音楽日記
https://youtu.be/i6q_Ptv7EDo
全日本プロレスのテレビ番組のオープニングテーマ曲
日本テレビ系列で
日曜日の昼だったり、夕方だったり、そのうち深夜に移行。
力道山からの日本プロレスの流れを組む
ジャイアント馬場さんの全日本プロレス。
そして、アントニオ猪木さんの
新日本プロレス。
このテーマ曲はバージョン3で
長州力、藤波辰爾、タイガーマスク、前田日明あたりが活躍してた頃
新日本の全盛期のオープニングテーマ曲。
全日本も、新日本も
さぁーはじまるぞと
手を止めて
テレビに釘付けになる時間
それが
プロレス中継。
録画が多かったけど
中継って表示されてた。
先日、プロレス談義になって
プロレス女子?と身のある話ができた。
いわゆる
「そーそー!居たねぇ〜!いたいた!」渋いプロレスファンの女子だった。
誰が好きか?と聞くと
大抵女子は
(アントニオ猪木)とか、
(藤波辰爾)とか、
今ならオカダカズチカとか、
棚橋弘至とかだろうけど
その人はなんと!渋い!
「ビル・ロビンソン」!!!

人間風車 ビル・ロビンソンが好き!
渋すぎる!
いわゆる70年代プロレスラー目白押しプロレス談義に花が咲き、
僕たちはいい時代にいたね、という話に…

黒い呪術師 アブドーラー・ザ・ブッチャー
千の顔を持つ男 ミル・マスカラス
人間山脈 アンドレ・ザ・ジャイアント
人間発電所 ブルーノ・サンマルチノ
白覆面の魔王 ザ・デストロイヤー
黒い魔神 ボボ・ブラジル
テキサスの荒馬 テリー・ファンク
グレートテキサン ドリー・ファンクjr
不沈艦 スタン・ハンセン
狂えるインドの虎 タイガー・ジェット・シン
死神 ジョニー・パワーズ
日本の荒鷲 坂口征二
燃える闘魂 アントニオ猪木
東洋の巨人 ジャイアント馬場
など
キャッチコピーがついてプロレス開催ポスターに顔写真入りで記載されていた。

見せ物のような人々の興味を高揚させるプロレス。
地方への興行は
あの頃サーカスと感覚がよく似ていた
全く異空間の人間離れしたものを見るその興味に人々は驚き、興奮した。
超人能力をもってリングで戦うレスラーはある意味ヒーローだった。
そして、ヒールはヒールらしく
善悪の構図をハッキリみせてくれ
正義は勝つ
ドラマを夢のように見させてくれていた。
プロレス。
どうしても男子が熱狂し、女子は冷ややかな所で軽蔑して見られている
イメージのプロレス。

しかしながら
そんなロマンあふれるプロレスに
興味を持ち見ていた女子の話を聞くにつけ
まだまだすてたもんじゃないなぁと…
色んな人が見た、心に留め、それぞれがある
否定も肯定もせず
興味を示さない人もいるが
娯楽のなかった戦後復興に
一役買った
プロレス。人々の心に灯をともし
続けて
今尚 新たなファンを取り込み、
プロレス女子が増えているという。






給水塔

2020-08-30 06:15:00 | 散文 詩 

侵略者の基地

無言でそびえ立つ給水塔

まるでこの町を監視してる

いつ、誰が、何のために

いやいや

単なる給水塔だから

違う!あれは

絶対!侵略者の基地なんだ!

現実を受け入れず

いつまでも妄想のまま

見上げる給水塔

僕たちの命の水はここにある

その水は侵略者に管理されている

もう、彼らのコントロール下にある

僕たち。


密かに忍び寄る人類の危機

誰かいち早く気がついて

侵略者の野望を阻止しないと


給水塔を見上げながら

そう、呟く。


幼児が僕を見上げながら聞く

「お兄ちゃん なにやってんの?」

「子供は知らなくていいんだ!」

「あれはねきゅうちゅいとう って言うんだよわかった?」

「むふふ、何もわかっちゃぁいないな

侵略者は給水塔に似せて

彼らの乗り物だったりしてるのさ

これがそのまま飛翔体となって飛んで

いくのさ


侵略者は静かに忍び寄っている

地球人を監視し、情報を取っている

70年代

あちらこちらにそびえたっていた

給水塔

その後その本来の役割を終え

姿を消していくものもあり

残骸の如く置き去りにされたものも


あの建物に見せかけた

侵略者の乗り物、侵略者の基地は

いつのまにか

僕の記憶からも消えようとしていた。














さよならの向こう側 山口百恵

2020-08-28 20:45:00 | 僕の音楽日記
松田聖子さんが
ポスト山口百恵と言われて
注目されていくまで
女子は
髪型や仕草、そして、
山口百恵ファンとしての
自覚みたいな、
プライドみたいな
そんな雰囲気を持っていた
女子が多かった。

ファッションリーダー的な、
オピニオンリーダーというと
大袈裟だけれど…
確かに1980年くらいまで
百恵さんが引退するまで
影響力は多分にあった。
身の回りの人を見ても
山口百恵っぽい格好、髪型、喋り方
憧れの人に近づきたいと思うのは
男子も、女子も同じ。

トシくんの一個上のねぇさん
まぁちゃんもそんな山口百恵っぽい髪型、考え方?雰囲気をもっていた。
「さよならの向こう側」という歌が出たのが1980年8月21日にリリースされて
その後、この歌のタイトルが
重く僕の心にも影を落としていたことがあった。

多分その年の冬に差し掛かるころのことだったと思う。

いつものように
トシくんの家に寄った僕は
玄関上がって左手の部屋を覗くと
早い時は
トシくんの親父さんが仕事から帰っていて、晩酌をしてる時があった。
「おー、〇〇〇!飲んでいくか?」
なんとも、未成年にビールを勧める親父さん。
僕も細かいことは抜きにして
駆けつけいっぱいとばかりに
親父さんに酌をしてビールをいただきながらよく、トシくんの帰りを待ったりしたものだし、

早い時は
トシくんの部屋で漫画よんだり、レコード聞いたり、して何しろトシくんの家に入り込んでいた。
家族の一員のように…

その日は
玄関上がって左手の居間に
まぁちゃんが紅いトレーナーをきてスェットのズボンを履いて
ドヨーンとしてテレビを見ていた

もう、まぁちゃんは卒業して勤めに出ていた。
「あれ?まぁちゃんどうしたの?今日休み?」
「あ、〇〇〇、お帰り、会社休んじゃった」
「なになに!元気ないじゃん、どうしたの?風邪?」
「うん、うん、ちょっとね…」
まぁちゃんは居間でビール飲みながらつけっぱなしのTVを遠い目で見てるようで見てない感じで
ちびちびビールを飲んでいた。

何かそれ以上僕も、踏み込んだ事聞くのも失礼かなぁと、思い、
言葉なく、二階のトシくんの部屋へ上がって行った。

そのあと30分ほどしてから
一本あとの電車でトシくんが帰ってきた。

部屋で待つ僕はトシくんに開口一番、「ねぇ、まぁちゃんどうしたの?元気ないね」
「あ、〇〇〇、知らんかったっけ?まぁちゃんな、彼氏にふられよった。」
「え!あ、そ、そうなの…」

結婚の約束までしていた4年くらいの付き合いの彼氏さんと別れた
という。
もう、トシくんは膝を割って話を聞いてこの事はトシくんの家の中では一件落着してることになってる。
いわば、まぁちゃんの心の傷が時間がたって癒えていくのを待つ
というスタンスになってたようだ

それにしても
凄い落ち込み様で
僕は心配になっていたが
トシくんからは
まぁちゃんのことはほっとけばいいよと、
トシくんとまぁちゃんは双子のような感じでお互いよく理解してる姉弟だった。それに5個上の
S美ねぇちゃんはその二人を
うまく包み込む感じで
いいきょうだいだなぁと憧れていた。
僕もそんな姉弟をみて
お姉ちゃんが欲しくてたまらなかった。
お姉ちゃんをきょうだいにもつ同級生はどこか
女性に対する免疫があるのか
余裕があるように見えた
僕なんかは
なぜか余裕がなく、ドキマギしていたし、わちゃわちゃしていた。
いわゆる、女性免疫がなかったんだね。
必要以上に関わらない距離感を持つのが上手なんだね。

そんな僕もトシくんのところで
二人の姉さんに免疫つけてもらって
話し方や、僕の考え方を直されたり、そうして、姉さんのように思えたし、むこうもトシくんと同様
弟として可愛がってくれた。

次の日もいつものように
トシくんのところへ寄ってみると
まぁちゃんがまた、居間にいた。
僕はまぁちゃんに声をかけた
「まぁちゃん、大丈夫?」
「うん、大丈夫。」
「なに?ふられちゃったの?」

僕は切り込んでいった。

「うん。トシから聞いた?」
「うん、昨日聞いた、なんか、…」
言葉がつづかなかった。

「まぁねぇ…仕方ないわ、時間かかるけど、ふぬけみたいで
だらしなくていけないけど…」
「まぁちゃんいつもキラキラしてたし、明るかったのに、でも、仕方ないよね」
まぁちゃんも部屋にこもってることもできたのだろうけど
僕や、トシくんが帰ってくる頃、居間に降りてきて
みんなの帰りを待ってる風だった。
人と話す、人と会うことは
傷ついた心を少しは癒すことのできる時間だったのかもしれない

僕は、たぶん生まれて初めて
女性がふられて、落ち込んでる、やつれてる姿を目の当たりにした経験をその時
したのだと思う。
どうすることもできないくらい
かける言葉も見当たらなく、
冗談のひとつも言えず
ただ、立ち尽くすのみだった。

一個上のまぁちゃんだけど僕との年齢、距離感は10歳上くらいの遠い人のように感じた。
それだけ、まぁちゃんは大人だった。深い考え方、まだ、僕なんか大人の入り口にもたってない
子供だった。
あの時一緒の時間、空気を吸って
気持ちに寄り添ってる雰囲気でしか
思いやりのある行動ができなかった僕は、不器用で頼りない自分をこれでもかと知ることになった。
女性とつきあったことがない僕は
女性の気持ちに沿った言葉とか
かけれるわけもなく、
ただ、
「元気だしてよ、いつものまぁちゃんに早く戻って」っていうことしか
できなかった。

さよならの向こう側…
そこに待ってたのは
新しく生まれ変わろうと
脱皮する前の
美しい蝶のようだった
女性 まぁちゃんだった。


さまよいの果て波はよせる 松任谷由実

2020-08-28 06:10:00 | 僕の音楽日記
その日は学校が半日だったので
いつものように
自分の家に戻る前に
友人のトシくんの家に寄った。
(鍵が掛かってたらいつものところに鍵置いてあるから)
もう、トシくんの家族の一員になっていた僕。

誰もいなかったから
鍵をあけ二階へ
部屋へ入りマイルドセブンを一本取り出して口にくわえ
聞くためのレコードを物色。
新しい新譜があるか…
「まだ、ないかぁ」
ベットに腰掛けタバコの煙を
眺めていたら
トントントン階段を駆け上がる音

「あーっ!〇〇〇ー!帰ってたの?」トシくんの一個上のねぇちゃん
まぁちゃんだった。
セーラー服で薄い鞄長いスカート
少しウェーブとパーマを当ててる髪
ちょっとやんちゃしてますよ的な
格好なんだけど
意外とかっこだけで
真面目なねぇちゃん
考え方が真面目っていう感じ。
「真剣」と書いて「マジ」と読むみたいな。
まぁちゃんも半日で帰ってきてた。
「なに?トシは?」
「まだだよ」「ふぅん、あ、私今からバイトだから〇〇〇、留守番頼むね」「オッケー」
「夕方にはかぁさん帰ってくるから…」「わかった〜」

隣の部屋で慌てて着替えてる風な
まぁちゃん
喫茶店でバイトしていた。
バイト禁止の高校なのに…
なかなか勇敢なねぇちゃんなのだ。
手持ち無沙汰の僕を見て
まぁちゃんは
「〇〇〇、私の部屋にユーミンのLPあるから聴いてていいよ、入って聴いてていいよ」
「聴くアルバムないでしよ?」
「うん、ありがとう」
「じゃ!いってくるから〜」
階段を駆け下りていく
まぁちゃんを見送り
ベットから腰をあげ
隣のまぁちゃんの部屋へ
思春期の18歳の女子の部屋へ
勝手に入るのも…と思いつつ
ま、入っていいっていったから
レコード聴くだけだし…
そう言い聞かせながら
ユーミンのアルバムを手にした。
「悲しいほどお天気」
1979年12月1日にリリース
多分、まぁちゃん、トシくんから
ユーミンの曲とか色々アルバム聞かせてもらい僕は覚えていったんだと思う。
初めて聴く
「悲しいほどお天気」
タイトルもなかなか文学的。
感情を押し殺したような
しのぶ感じの歌というか
イメージのある
ユーミンの世界
どこが発散せずに閉じ込めてしまう感情を言葉に紡いで
あまりサビのない曲調で淡々と歌っていく
時にBGM.になり
朗読のように聞けたり、
不思議なアーティストだった。ユーミン。
まぁちゃんの部屋で体操座りしながらアルバムを聴いていた
何か
少し女性のいい匂いのする部屋の中でキョロキョロできなくて
ステレオの前で体操座りして音に向かい合っている風で
へんな疑いをかけられたくなかったから
ただ、アルバムを聞いていた。
でも、何か、異空間にあるようで
心がさまよっているかのようだった。女性の部屋って多分その時初めて入ったんだと思う
女の兄弟がいなかったから
何か変な感じで…
必要以上に意識して…

アルバムラストの
「さまよいの果て波はよせる」
のように
静かなバラードが
心に染みこむように
僕もいまいる状況に心がさまよい
落ち着かない感じで
しっかりとアルバムを聴いてた感じがしなかった。
聞き終わり部屋を出て
トシくんの部屋に戻りタバコを吸って
漫画を読んでトシの帰りをまってた。


後日改めてそのアルバムを借りて
聞き直した。