宇宙へのツイッター

踏まれた足を退けることが出来るまで
.
.
.
URLを残されたコメントは非表示となっております

下り坂の途中で

2022-03-31 07:47:11 | コロナ

三月の みそか 朝の5時

夫が出勤する時刻が 少しだけ明るくなった

1年を通じて 同じ場所で出会う人の姿だけでなく お顔立ちも確認できて それとなく会釈できるようになる季節のルーティンも 今年でおしまい?

と思ったけど

見送りがてらの早朝散歩から戻って

ベランダより望む東の空

 

定年を迎えて 辞退しなければ正規での延長雇用を勤め上げ 華やかな花束を抱えて帰って来た あの日

寄せ書きされた色紙が2枚 会社名が金字で刻印された記念の時計

「お話が面白かった」 とか 「ごちそうさまでした」 なんて書かれた手紙や メモが添えられた可愛いパッケージの菓子折りにはメールアドレスが記されていたりして それまでは想像することも無かった会社での夫の顔を知ったりもした

 

それらをカメラに収めたものの 私が その日の思いを書き残すことは無かった

[本当に嬉しいことと本当に悲しいことはブログには書かない] 

と どなたかの言葉にもあったように

まだ能力も体力も自信があるに違いない夫の その時の胸の内を思うと 書かないと言うより書けなかった

 

毎日が日曜日となり半年を過ぎたころ 現役時代の家にいるときよりも 夫の携帯電話が頻繁に稼働していることに気付いて 夫の持つ能力が必要とされてることを知り 

そして今がある

いよいよそれも 空に月が輝いているころに出勤する日の朝が明るくなる今年の夏前には終わる と思っていたけど

 

自信過剰気味の (*^-^*) 夫の能力も体力も あのころより だいぶ控えめになっているでしょうし

 

今度は 花束も メールアドレスが記された菓子折りが無くても その日は 私からの花束を添えてカメラに収め 

きっと 今度は 「お疲れ様」 と 「ありがとう」 がいっぱい含まれた胸の内を書くことができると思うのだけど

 

数日前に どうしようか・・・ と思案する夫がいた

 

コロナさえなければね ・・・ 

次は 第何波?

これまでは 頂上からシンメトリーに広がっていた山が このところ裾野に辿る前に再び上り坂になりつつある新規感染者数のグラフに 今までとは違った怖さがある 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
an さま ()
2022-04-02 22:53:06
anさん、こんばんは。

あら、今朝はそうでしたか。
朝の目覚めで体調がイマイチだと、何でかな? と、気になりますね。
動いて元気になるようなら安心ですが、
お忙しそうですし、お大事になさってくださいね。
私も気を付けます。

anさんに、「詩のような」 と言われてニンマリ~です。
文章は読点と句読点を使って書くものだと学校で習ったでしょ! と、普通は、そうですが~、

読んで頂くために読みやすい文章を書く、と言う心配りは、私には無くて💦
思うことを、詩を書くように、出来れば、5,7,5で纏められたら、もっと良いのですが、そのような技を持ち合わせず、思うままを書きながら、スペースと段落とで息継ぎして歌っています(^^♪


夫にとって最も大切なのは子供、その次がワン、その次が私なんだそうです。
遠い昔、私の質問に、そう答えたことがありました (≧▽≦)

そんなことを言いながら、あと数年で金婚式。
まぁ、どれをとっても順番が付けられるものでは無いですしね。
もし災害で避難することになり、ペットは不可となったら、私もワンと家に残ります(*^-^*)

お互いに、自分には、この程度の人間でちょうど良いと思って、価値観の差や、気に入らない点を妥協しているのでしょうね。
いつか、anさんも仰ってましたね、愛は無くても情がある(*^-^*)

タイトルの件は、お気付きの通り人生にも例えていますが、感染者数も被っているのですよ。
これまでは、富士山のような棒グラフでしたが、ここ数日は、頂点からの下り坂が麓に辿りつく途中で、再び上り坂になりつつあったので。
それでタイトルが、人生にも合わせて、下り坂の途中になったのでしたが😅

そうですね!
最終的に天まで上る、その考え方に賛成です!
ポジティブなコメント、ありがとうございます(^^)/
返信する
Unknown (an)
2022-04-02 12:54:40
麦さんこんにちは!

今日は珍しく、朝の起き抜けは身体がだるくてボーっとしてましたが、
体を動かしているうちにすっかり元気になりました(^^♪
最近ちょっと忙しいのでね(^^;

麦さんの文章は優れた文学作品の様です。きれいな詩のような・・・。
良いお話ですね・・・。
麦さんの優しいお人柄と、ご主人をとても愛おしく想われる気持ちとがひしひしと伝わって来て、
良いご夫婦なんだろうな と思いました。

連れ添って数十年。
歳を重ねて2人の歴史を作って行って、お互いが思いやる関係って美しいと思います。
私には出来ないことなので、そう言うご夫婦を見ると”いいなぁ・・・”と思いますよ。
”仲良きことは美しき哉”

逆に、一緒に居るくせに憎々しげにご主人のことをこき下ろす人は
『そんなイヤでキライならさっさと別れればいいのに・・』と
私なら思います。
まあ、そんな単純な話では無いのでしょうけれど。

麦さんご夫婦は口には出さなくてもお互い分かり合えていらしゃるのでしょう。


それとね、タイトルの意味は?
もし、人生に例えて仰ってるのなら・・・
私は今の自分の生活を”下り阪”だとは思っていませんよ。さびしいですやん。
人として益々高みに上って行って(私にとっては、なかなか難しい所業ですが(^^;)
最終的に天まで上るのですよ(^^)/
いいでしょう?そうなればいいなと。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。