宇宙へのツイッター

踏まれた足を退けることが出来るまで
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枯れ葉の話

2022-10-29 10:31:17 | 季節の便り

ここで暮らすようになってしばらくしたころ 家の前の並木にカツラの木を植えると言う事で 区の職員さんが承諾を得るために来られることがあった

並木は 歩道と車道の間なので 枝が伸びても我が家まで届くことは無いし そんなことで住民の承諾が必要なのかと思ったのでしたが あとで カツラの木は虫が付きやすいことを知り 苦情を予想してのことだったのかなと思ったり

その後 何年か とくに被害を受けることもなく 落葉樹であることから紅葉を楽しむこともあったか なかったかくらいの記憶 

やがて 虫の害で枯れたのか それとも寿命だったのか いつの間にかカツラの木は姿を消した

 

それから数年後

あれは 何の集まりだったか覚えてないけど 友人宅でお茶しながら そのグループの中で生き字引と言われる (╹-╹)Sさんから語られた枯れ葉の話である

枯れた葉の話だったから ちょうど今頃の季節だったに違いなく 数日後に ご主人と山に昇ると言う事で とくに楽しみなのが カツラの木の下に散る 落ち葉を踏みながら歩くこと・・・ と

私を含めて その場にいた5~6人の誰もが知らなかったことで さらに深く聞くところによると カツラの枯れ葉は甘い香りを放つのだと言う

その後に カツラの木をググってみると 確かに カツラの木は香りを放つ とあったのだった

私も カツラの木の香りを嗅いでみたい 

そう思って脳裏に浮かんだのは 家の前に植え込まれたカツラの木だったけれど 時すでに遅く 山歩きで 必ずしもカツラの木に出会える保証はない

巨木ゆえ鉢植えで売られているようなこともないしで いつか カツラの落ち葉に出会える夢を抱いていたのかどうか

 

姿を消したカツラの木のあとは それぞれが自宅前に残された土の部分を私物化して 

お隣さんが植えたアジサイには ワンちゃんへ ❝オシッコをしないでください❞  (*´▽`*))

 

そして

我が家から駅へ行く途中に 百獣の王マンションの建設が始まり 完成まじかになって建物の周囲に植えられた緑の1本1本には それぞれに名札が付いていた

夫の出勤に伴い ワンの散歩でマンションの通りを抜けながら 何気に目をやる名札に [カツラ] とあるのを見つけたのは 今年の まだ肌寒い冬から春へ向かう頃のことだったと思う

そこですぐに (╹-╹)Sさんの話が思い出されたのは やはり私もカツラの枯れ葉から放たれるらしい香りを嗅いでみたいという思いが 脳の片隅に 残っていたからなのか

 

言うまでもなく それから散歩のたび 名札に記された[カツラ] の文字を目にしては愛おしく 芽吹きから 花芽 青葉へと

そして今 落ち葉の季節

 

やっと 逢えたね

花泥棒に罪は無いって言うから 散歩のたびに手を伸ばして 一日一枚

再会したような 懐かしいような メイプルシロップのように甘い香りを嗅いでいます


吉祥寺へ~!

2022-10-23 19:35:46 | アウトドア

一本の木でも 北方向に伸びた枝の実は まだ青い

それなのに朝から夫が [オリーブを摘む] と張り切っている

実は 昨日の朝 摘むのを手伝うように言われたけれど

大阪から上京中の友人と すでに約束してあって 吉祥寺へ

 

今日は そのレポートを纏めたいのに 朝から [摘むぞ!] と意気込んでいる夫なのだ

 

色付いている南側の枝に付いた実だけ 摘み採りました (夫が)

美味しいオリーブの塩浸けが出来ますように

まずはシブを抜くため 重曹に浸けました(夫が)

 

コロナ感染予防の規制は無くても 東京都の感染者数は4桁が続いている

けして自由に行動できる心境の私ではないけれど またもや奮い立った

赴任先から本拠地の大阪へと帰任した数年後に東京勤務となった友人夫妻は 2年ほど都内に滞在する時期があった

吉祥寺は そのころ連れだって訪ねた思い出の街である

合流し吉祥寺の先で暮らす共通の友人に連絡を入れ 井の頭線乗り場で待つと ほどなくして到着した F(๑❛ᴗ❛๑)さん

若者が暮らしたい街として人気の高い吉祥寺に 自転車で乗り付けられるって いいね!

 

お昼ごはんには早いので 駅前周辺を散策

シャインマスカットを野口英世さん一人で持ち帰ることが出来たり(持ち帰らなかったけど)

オレンジの 可愛らしいスプリングコートがお手頃だったり

私も住みたい街 吉祥寺

 

ランチは 店頭に表示されたメニューにある 生パスタの[生]が気に入り 店内へ

着席した直後 レトロな壁紙と棚に飾られているボトルを抱えた木彫りが目を惹き スマホを向けたら  

二人して 「あ~ こう言うの好きだったよね~」 と

本日のランチメニュー4種から 3人とも キャベツとか何やらが混入したペペロンチーノ

美味しかったけど 意識したほどの[生]を感じるパスタではなかった

お茶は 場所を変えようということで それ前に さっき見たオレンジ色のスプリングコートが気になる私

さっきの洋品店に付き合って貰ったら なんとソルドアウト!

すごい 可愛かったもんね~ 

お安かったもんね~

見たとき すぐに オサイフのヒモを緩めれば良かったね~

など それぞれが口にしたけど

「いや 今 無いから そう思うのよ! もしまだ残っていたら そこまでは思わないものよ」

と 商売の街で生まれ育った s(*´∇`*)さん

言われてみて そんなものかも と 頷ける東京暮らしの私たち

そんなこんなで

お茶は この秋 採りたて和栗のモンブラン

食べかけてから 「あっ 写すの忘れた」と フォークの跡が見えないようにスマホの向きを調整していたら

「ほらっ これこれ」 と テーブルに立ててあったパンフを添えてくれた友

 

 何かあれば こうして会えるものの コロナのせいだけでもなく 年に何回かスマホで生存確認くらいになった

視力の異常だかで目に注射したとか 帯状疱疹を病んだりとか 

連絡を取るタイミングで 「やっと風邪が治ったとこ」など いつも体調不良が絶え間ない F(๑❛ᴗ❛๑)さん

別れ際に「何もないよ! 元気よ! と言えるように体に気を付けてね!」と 願いを込めて手を振り

来週は大阪に戻る s(*´∇`*)さんと 帰る電車の乗換駅で

「すぐまた 孫の顔を見に上京するでしょ!」 と 念を押して下車

彼女を乗せた車両を見送って 今までになくホロッとしたのは コロナ禍の中で過ぎていくトシのせいかな 


銀座へ~!

2022-10-18 19:55:16 | アウトドア

少し前のこと [東京にいます] と3人のグループラインに着信あり

大阪在住の友人が 都内で暮らすお嬢さんの出産で 上京したらしい

 

そして先日

ご主人の育休もあるので [お友達と逢ってくれば?]と お嬢さんが お休みをくれたとのこと

そこで

クレペリンのスティック 除菌ペーパーに殺菌スプレーに予備マスクと ぬかりない感染対策で

北京ダック専門の食事処 銀座店へ

 

配偶者の赴任で帯同し 現地で知り合ったメンバー

言葉さえも不自由な暮らしの中で培った絆は深く 帰国後は 年賀状だけのお付き合いもある中で

関東近辺のグループとは 1年に1回ほど計画される食事会

それもコロナ禍のため このところ遠のいている中にも

勇気を奮い起こして s(*´∇`*)さん h(* 'v' *)さん との再会だった

 

既に 若者の間では古い[映え]らしいけど

この時とばかりの銀座というシニアには 古かろうが遅れていようが なんのその

このところ花しか写してないカメラを忘れなかった ・・・ まではいいけれど

前菜

コースとは言え ランチタイムと言う事もあってか けっこう混んでいて

見計らいの頃合いとは無関係に 次々と運ばれてくる お料理

食べるのと喋るのに夢中で 映えの意気込みは どこへやら

点心 酢豚 エビチリ 北京ダック チャーハン まだあったかなぁ・・・

デザートの杏仁豆腐が物足りなくて アラカルトのゴマ団子を追加 💦

 

今日のオリーブ

 

食事を終えて 3人ともに門限は無い環境のため 

場所を変えて お茶

ここでは もうすっかりカメラを持ってきたことさえも忘れ

食事の時の近況報告から 話題は 海外赴任の妻たちの苦労話へと

 

私よりも数年前に現地入りしていた h(* 'v' *)さんとは 同じマンションに入居したことでの縁

s(*´∇`*)さんは 私より2年ほど遅れて着任し

お嬢さんが 息子より1学年下ということで 日本人学校を卒業後の進路についての情報を求めていたらしく

そこで登場したのが k( ˶˚  ˚˶) さん

情報伝達のため s(*´∇`*)さんと私とを 引き合わせてくれたのだった

言葉の壁や 日本食材の調達 そして子供の進路と 現地での情報交換は必須の日本人社会

とは言え

ご主人の会社の 知名度や 役職により 妻たちの上下関係も ご主人に準じなければならなかったり

 日本から届いた受験に伴う情報を 誰かが独り占めにしたとか 

 

固い絆が育まれるばかりという事でもなく

 

なんとな~く

( ˶˚  ˚˶)さんについては3人ともに 良い印象は無くて

次々と k( ˶˚  ˚˶)さんによる受難を競い合って口にしては 懐かしむのだけれど

でも

私に s(*´∇`*)さんを紹介してくれたのは k˶˚  ˚˶)さん だから

[私にとって k( ˶˚  ˚˶)さんは恩人なのよ]

 

今月いっぱいは東京にいる というs(*´∇`*)さんと もう一度会う約束をして解散したのでした

 

2019年に大々的な剪定し 3年ぶりの見事なオリーブが色付きました