宇宙へのツイッター

踏まれた足を退けることが出来るまで
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憧れのコッツウォールズ

2013-06-27 10:14:16 | 日記

「他人の旅の写真を見るほど、つまらない事はない。」 とは、30年以上も前の義母の言葉ですが
撮った写真を現像することも稀になり、PCに記録して見たいときだけクリックする時代、義母の教えも死語となりつつあります。


コッツウォールズは、ガーデニングを楽しむようになってから知った地名で、知ったときから行ってみたいと思い続けた地です。

ロンドンから車で3時間、憧れのコッツウォールズへ行ってきました。
ときは初夏
ガーデナーには、嬉しい花の季節です。

これから先の食事を考えて、機内では和食をチョイスしました。



シーズンということもあってか 現地在住の知人に依頼し契約済みのはずのナビ付のレンタカーが出払ってしまうという 初っ端のハプニング。
こちら側で買い求めて取り付け 車を返却する時にレンタ料金から差し引いてもらうと言うことで一件落着

マートのナビ売り場で 私を日本人と察した店員さんが 「jishin jishin」 と言いながら私の目を見つめます
あぁ!地震のことね・・・
サクラかフジヤマのはずの日本が jishinという日本語で通じるようになったのには切ない思いでした

英語の取説に四苦八苦しながらも どうにかナビの取り付け完了
念願のコッツウォールズへ出発です  



オックスフォードという馴染み深い表示に 助手席の地図担当は ひと安心

いよいよ いつからか夢に見ていたコッツウォールズに到着
ここで三日間を過ごします




事前にネットにてプリントアウトした 宿泊するB&Bと同じ建物を確認





日本では 花屋さんで見つけることも難しいブルンネラが 道端に咲いています



日本の北海道に近い緯度なわけで 少し肌寒さもありますが 庭は花盛りのとき



コッツウォールズでの 最初の二日間は 旅冊子を参考にカントリードライブ

車で30分ほどの位置に点在する村 チッピング・カムデン ストウ・オン・ザ・ウォルド バーフォード バイブリー ボートン・オンザ・ウォーター ガイディング・パワーを訪ねました

バイブリーを流れる小川では 孵ったばかりの雛の家族が




「ガリバーになれる」 と日本の公共放送局で紹介されたことのあるミニチュアミュージアムはボートン・オンザ・ウォーターです




翌朝 オーナーが 明日も同じでよいか? と朝食のメニューを尋ねます
ネイティブな英会話に挑戦で 目玉焼きを明朝はスクランブルエッグに と お願いしました
メインの他に コーヒー 数種の紅茶 オレンジジュース ミルク パンも色々 オートミール ハチミツ イチゴやブルーベリーのジャム などなどバラエティーに富んだ食材が冷蔵庫やテーブルに並んであるので 特に注文するほどの事はありません 




コッツウォールズでの最終日は シェイクスピアが暮らした地 ストラトフォード・アポン・エイヴォン へ



≪ロミオとジュリエット≫ は ここで生まれたのですね



入場のチケットが年間パスポートとなっているのは 建物の裏が花の庭園になっている事で納得です


シェイクスピアの生家
皮製品の職人さんの家庭で育ったシェイクスピアの子供のころの生活が想像できる 革の手袋や古い小さなベッドなどが 生活感を残したまま置かれています




そのあと
今回の旅で最も楽しみにしていた イングリッシュガーデンの訪問
数あるガーデンの中から ヒドコートガーデンを選びました









日本では ありがちな 植物のネームプレートが見当たらないのが嬉しいです

ニワトリが 「アイ アム ガイジ~ン!」 を恐れることなく近づいてきました
 (横顔美人をカミングアウト!) 



ここにも はびこって困る雑草かのごとく ブルンネラが咲き誇っていました







私が 初めてブルンネラを知ったのは 数年前 東北の花友さんが送ってくれた いくつかの花の苗の中の一つだったときのことです

花友さんは 「ブルンネラは私のガーデニングの原点です」 と 語ったことがありました
5枚の花びらが規則的に並んで五角形を象る花 それは 子供のころ画用紙に描いた花の形をしています

私が一番に好きな花はオキシペタラム 2番目が宿根アマ そして最近になって ハウステンボスで開催されたガーデニングワールドカップ にて 初めて目にして魅かれたセイロンライティア これらの花のどれもが 5枚の花びらで五角形を作っている花である事に気付かされます


ロンドンへ戻る日の朝 近くを散歩しました

草むらで見つけたのは
花好きさんの間で その苗や種を分け合うほど人気の高い ジョンソンズブルーと思しきゲラニューム







牧場の周りに咲く 除虫菊で花占いをしました
またここに 来れる 来れない 来れる 来れない ・・・ 結果は 来れる と出ました


散歩から戻ると 門の鍵を開ける音に気付いたのか ここに来た日には 「バウ!バウ!」と威嚇し オーナーに 「ダッ!」 と叱られたワンコが駐車場で待っていて お腹を見せてくれました



ゴメンネ もう今日は帰るのよ
また来たときは たくさん遊ぼうね ・・・


ロンドンに戻り ウインザー城を見学して 車を返却




帰国の日 17時発まで時間があるので 空港に荷物を置き ロンドン市内を電車で探検しました


ウエストミンスター寺院
ケイトさんも もうすぐママですね





想像を越える大きさに感動です


ウエストミンスター寺院から二つ先の駅のバッキンガム宮殿へ向かおうとすると 駅員さんに歩いて10分と聞き 教わったとおりに公園を抜けようとしたところで 偶然にも交代式の衛兵の行列に遭遇






バッキンガム宮殿の前は すごい人込みです
偶然の我々と違って 交代式の時刻は周知のことなのでしょう 







このあと この時期には よくあるという晴れ渡った青空から急激な大雨に会い 持ってきた傘は空港の荷物の中 ・・・
バッキンガム宮殿の裏で 多国籍民族同士 ぎゅうづめの雨宿り


大急ぎ5泊7日というUKの旅は さすがに疲れたのか 往路とは大きく違って機内で熟睡





                   地球は青かった  by jeje-リン



無事に帰国してすぐにまた どうか牧場で咲いてた除虫菊の花占いが当りますようにと願う花好きです




相手を思う時間

2013-06-23 09:03:14 | 日記
待ち合わせして 相手が約束の時間に来なくても 心配する必要がなく
遅れるほうも 相手を待たせることで危惧する事もない

携帯電話の普及で便利になりました


急な仕事が入り 約束の時間に間に合わなくなっても 連絡の取りようのない時代のこと

彼は 仕事をしながら ずっと彼女の事を考えていました
必ず待っていてくれると信じて

彼女は いつまでも来ない彼の事を ずっと考えていました
何があったのか 事故にでもあったのではないかと

彼が仕事を終え 待ち合わせの場所で二人が会えたのは 約束の時刻の2時間を過ぎた後のことでした

2時間という時が過ぎる間 お互いに相手の事を考え続けていました

相手を思う時間があってこそ 二人は会うことが出来たのでしょう


いつでも 何処からでも 「遅れます」 と簡単に連絡が取れるようになった今 相手の事を思う時間が少なくなりました

≪15分遅れます≫ とメールが届き それならばとバッグから読みかけの本を取り出して読む15分の間 相手の事を思うことは ありません

相手を思う時間 ・・・


ある日の ある新聞の投書欄にて 胸を打たれたお話でした







こちらの状況を 相手に伝えることで 自分を解ってもらう

相手の状況を伝えてもらって 相手のことを理解する


どちらかが一方的に 自分の考えを発信するだけでは 解り合える事はないのかもしれません

文明の機器の普及により 便利になりすぎて 相手を思う時間が失われていく 今 

自分の発信を受けた人々が どういう気持ちになるかを考える時間を持つこと

それは 呼吸をして生きる人間にとって とても大切なことではないかと思うのです





注目の的!

2013-06-08 09:16:12 | 日記
いよいよ AKB48の総選挙です
中間発表では サシコさんがダントツでしたが さて結果は ?

と ちょっと若い世代のニュースに注目してみました



                                   ヤマトニシキ



人間は一生のうちに 三度 注目される機会があると聞きます

最初の注目は めでたく誕生した時
2回目は結婚式の晴れ姿
そして3回目は 今際の眠りにつくとき 

なるほど 誰にも平等な注目の機会だと思いますが
人それぞれに思想や環境などの違いで 必ずしも当てはまることではないかもしれません



                                   ミニマ

私が個人的に注目されたことで記憶にあるのは 子供のころの運動会です

陸上競技を得意とした私ですが 特に短距離走では中学2年のときに全校で1位のタイムを記録したことは 私の数少ない自慢の一つとなっています

古今東西 たいていの運動会でプログラムの最後を飾る選抜リレーは 当日の最も盛り上がる瞬間ではないでしょうか

選手は 競技の前に それぞれに色分けされた鉢巻を締め同色のバトンを手にした列を先頭に 観客の応援と期待を込めた拍手に包まれて 選手の顔ぶれをお披露目するかのように校庭を一周します

走る! という意欲が燃え上がるのは それから後であって 
校庭を越えて大空に響く歓声と拍手は 私だけのために贈られているという錯覚に陥り にわかヒロインになった気分は トラックを踏み締める足と振る腕とを いっそう軽やかにさせたものでした



                                   朧月


世に言う人生で注目される二つの機会を終え 少しばかり社会から離れた人生下り坂の時ですが 思いがけず 最近になって 果てしなく限りのない世界で注目されると言う機会がありました

えぇ!
ビックリと同時に恥ずかしさも伴い
これでいいの?
と 気になりながらも 心はホワ~っといい気分です

笑い話に
親や先生から 「新聞に載るような人間になれ!」 と教育されて
床に新聞紙を敷き その上に鎮座したとか
罪を犯して新聞記事になったなんていうのは 笑うに笑えない話です 

平均的に誰しもが注目される3度の機会は 親や教師の教えと同類項なわけで
運動会でトラックを一周する選手への注目も それに準ずるものだと あの時の晴れやかな自信が湧き上がります



                                   サーカス                    

ノートにペンで日記を綴る習慣が遠のき 日々の記録をPCに残す風潮に仲間入りして このたびの思いがけない注目度は 久しぶりの快感でした
今日は 初めての嬉しいコメントを拝見して 手放しで喜ばせて頂いたものの
もしや笑い話の方に値する注目にはならないかと 慌てて自分で綴った文字と我が身とを振り返っているところです

これからの日々 折りに触れては私の周りで咲き匂う季節の花に寄せて その日その日の思いを書き綴ろうと思います

どうか私の発信が 目を通してくださるかたの心地よい注目となりますように・・・



                                 今朝の花 多肉植物 エケベリア属です






身から出た錆 ではなく

2013-06-05 10:33:32 | ベランダーの花便り

鉢植えに水遣りをしていたら私の目に留まり めでたくベランダから玄関に昇格した寄せ植えです

手がけた覚えはありません






今 玄関で咲いているのは ほとんどが秋に蒔いた種から育った花です

ようやく出た芽が 北風や霜で星になってしまわないように 寒さに強くない苗は 発泡スチロールに取り込み 室内の南側に置いて冬を越します

春一番が吹くころから 生長の早い順に植えつけた鉢が あちらこちらに所狭しと並びます

その中から ちょうど見頃となった花が選ばれて 玄関に飾られるのです


知らない間に完成していた寄せ植えの ニゲラは おそらく去年のコボレダネでしょう
黒ホウズキは もう何年も前から 毎年どこかに生えてきます
ハキダメギクは 言うに及ばず

偶然に一つの鉢に集合した三種の花は どれも控えめで見事に解け合い 和のイメージを出しています

題して  < 無から出たワビ >





はるかな友

2013-06-03 22:42:59 | ベランダーの花便り

久しぶりに 大好きな花畑を訪ねてみました

しばらく休んでいた 北国に咲く花の日記です

いつの間にか 色んな花が紹介されていました

どれも 彼女らしい密やかな花ばかりです


ムラサキ科の花の 格別に心惹かれた私のコメントに対しての返信に
「オキシペタラムを今年も育てていますか?」 とありました

私の好きな花を 覚えていてくださったんだ 





折りしも 今が満開のときです


心のどこかに恥や見栄が潜んでいる私に 知り合いはいても 親友と呼べる人はいません

でも 彼女には 私の心の中に折りたたんである秘密を聞いて欲しい気がします

会ったこともないのに そう思えるのは お互いの花への拘りが 似ているからなのかもしれません




また ・・・  夫婦の愛 

2013-06-02 23:53:04 | マイファミリー

結婚記念日 誕生日 には お決まりのように 赤いバラの花束が届きます

そのせいか 私がバラを買うときは 赤でない色に目が行きます
バラの季節で このところリーズナブル!
義父母の遺影に供えるついでに 黄色とオレンジのバラを大人買いしてリビングにも飾りました




邦画劇場にて 降旗康男監督の 「あなたへ」 を見ました
途中からだったので よく解りませんが 
先立つ妻が 「さようなら」 と 夫へ最後に遺した文字は 自分の事は忘れて新しい人生を歩んで欲しいという願いなのでしょうか

夫は 妻の遺言である 「故郷の海へ散骨して欲しい」 という願いを叶えました

巧みな映像効果により 海に沈む白い粉末が光を受けて あまりにも綺麗なので 私も天に召された暁には そうしていただくのもいいかな ・・・ と思いました

本気で考えていて
夫が乗り物に弱い事に気付きました



何処にでもありそうな 普通の夫婦です
信頼をハグらかされたこともあるし 側にいて欲しいときに 義両親の要請で とっとと田舎へ行かれちゃったこともあります

愛情なんて とうに忘れているようでも 船酔いする夫を想像すると 海に・・・なんてことを遺言する気にはなれません


私の方が先に逝くこともなさそうですしね





タカネマンテマが咲きました

2013-06-01 23:06:27 | 日記
タカネマンテマの花が やっと咲きました

花茎らしきものが立ち上がってから だいぶ経ちます

画像でしか知らなかった花を 楽しみに待っていました

種から育てて 2度の春を過ごし 蕾を持ったのは初めてなのです





丸い球の先に 小さな花びらが開くはずですが もう一ヶ月近く このままです

もしかしたら 一日花で いつの間にか花びらが散ってしまったのかな

長く生きてきましたが まだまだ知らない花が いっぱいあります


あとの蕾を 要観察です