撒いた種の発芽に気付いて オオォ~!
思いがけない花の蕾に キャァ~!
花を育てながら 折々の雄たけびですが
このたびは 生きてた-! の声の発生と同時に 洋風に仕上げられた5号鉢を 両手で抱え上げました
水切れの良い用土を使っているユキワリソウは 夏の間のウッカリ水切れが原因で ☆にしてしまうことが よくあります
今年のユキワリソウは 去年の春 相模原のカタクリの里を訪ねた折に カタクリが咲く丘の元で臨時営業中の 山野草の売り場から見つけたものです
強気のオバサン二人が 売店のおじさんに 一鉢500円を 3鉢1000円にして! と交渉
オジサンは 『 絶対にマケラレナイ 』 の一点張り
で 2鉢を新聞紙で梱包し お支払いの時に 『 はい! 一鉢 オマケだよ! 』
ふふっ!
一見さん という気安さから その季節だけに繰り広げられる 花の里での光景
今夜のサンマをステーキに代えられるほどでもない わずかなアブク銭ですが そんなヤリトリも 花を育てる楽しみの一つなのかもしれません
そのとき求めたユキワリソウに 種から殖えたと言う花友さんから譲っていただいた数株とで 単品の寄せ植えを楽しみました
何度目かの夏越しのチャレンジで 今年こそはと 花後の鉢を半日陰に置き いつもより頻繁な水遣りを心掛けました
そのダブルの気配りが かえって裏目に出たのか 水切れまでに至らず夏の炎天下迎える前に 芯から溶けてしまったのでした
ユキワリソウの失敗には慣れてるので 落胆度は小さいものの 毀れた種からの発芽を期待して見守ってきた鉢
生きてた-!
夏に 溶けた株を見つけては 黒いカスを取り払っていましたが どうやら3芽は生き残っていたようです
生きていてくれて ありがとう
生命力に対して これほどの尊さと喜びを感じるのも珍しい
毎日のように 芽が出た! 花が咲いた! と発信する私に ≪人は 植物の芽吹きに生きる力をみなぎらせる動物≫ と言った人がいました
宿根という半永久の植物とは違って 人は限りを迎えるものではあるけれど 長かろうと短かろうと 今を悔いなく頑張って 心残りのない命を結びたいものです
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