日々是好舌

青柳新太郎のブログです。
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瓦礫処理明日はわが身の静岡県

2012年03月09日 15時36分22秒 | 日記
前にも書いたが東日本大震災の瓦礫処理が遅々として進んでいないそうだ。
間もなく満1年を迎えようというのに全体量の5パーセント程度しか片付いていないと聞いた。1年間で5パーセントでは全部片付くのにはあと19年もかかることになる。

その理由は東京都以外に他県の協力が得られないということである。静岡県島田市などはいち早く受け入れを表明したまでは良かったのだが、一部市民の猛烈な反対にあって足踏み状態が続いている。島田市長自身がゴミ問題では脛に疵を持つということも問題の要因にありそうだ。

反対意見を要約すれば東電福島原発事故に因る放射能が恐いということである。しかし、低濃度の放射能自体は自然界のどこにも存在するもので瓦礫処理を受け入れなくても既に放射能の洗礼をたっぷり浴びているのである。反対している市民の皆さんは、自然界に既に存在している放射能と瓦礫の受け入れにともなう放射能の増加分を科学的な分析の上で冷静に判断していただきたいとお願いしたい。「明日はわが身」ということをよく考えていただきたいのである。

私が一番問題にしているのは震災瓦礫の受け入れに対する静岡県の対応である。静岡県は東海沖地震の発生がずっと以前から予測されている地域である。現に中部電力浜岡原発はそのことを理由に運転を停止しているのである。

東京都には出来て静岡県には出来ない。この違いは何か。都知事と県知事のリーダーシップの違いとしか言いようが無いのである。しかも環境大臣も静岡県選出の細野豪志氏である。石原都知事には出来たのであるから泥鰌総理にだって指導力を発揮してもらいたいし、細野大臣には女性スキャンダル以外でも手柄を立ててもらいたいものだ。

静岡県知事にも「明日はわが身」としてもっと強力に指導力を発揮してもらいたい。

此処に来て島田市に続いて静岡市や浜松市や富士宮市において試験焼却の動きが出てきた。喜ばしいことであるが現状は観測気球を上げて住民の顔色をみている感じが否めない。

私の居住地は西ヶ谷清掃工場から安倍川を挟んだ東側である。しかし、私は瓦礫焼却に大賛成である。静岡市民は此処で協力しないで何処で協力できるというのだ。今現在出来ないことが将来できっこない。田辺市長にはリダーシップを発揮してもらって粛々と瓦礫の受け入れをやってもらいたい。

年寄りをいびる年金請求書

2012年03月06日 13時11分20秒 | 日記
65歳になっても働かなければ暮らしていけないから働いている。
60歳になったとき厚生年金を呉れるというから申請した。65歳から貰うようにすれば月々の支給額が増えるようなことも言っていたが、65歳をまたずに死んでしまったら一銭ももらえないと思ったから60歳から貰うようにした。

案の定、友人は65歳からにしたのはよいが63歳で急逝したから年金は貰わずじまいだった。勿論、残された奥さんは亡夫の遺族年金の恩恵にあずかるのだろうが死んだ本人には何の恩恵も無い。

さて、65歳の誕生日を数日後に控えた昨日のことだが、日本年金機構から一通の封書が届いた。
内容は「年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)の提出について」というものだ。

つまり、65歳以前に老齢厚生年金を受けている者は、65歳になると、その年金の内容、名称が変更され、新たに老齢基礎年金と老齢厚生年金を受けるための請求手続きが必要となります。と、いうのだ。

それは、それで良いとしても驚くべきことに、手続きの方法には(ア)~(エ)までの4種類があり、よく読んで間違わないようにせよということである。

提出期限は誕生月の末日までということだから、私の場合は3月一杯が期限となる。

(ア)65歳から老齢厚生年金・老齢基礎年金を受けることを希望する場合。
私の場合はこれに該当するのだが、繰下げ希望欄の記入のしかたというところに「何も記入しないでご提出ください」と赤い字で大きく書いてある。

(イ)老齢厚生年金のみ繰下げを希望する場合。
繰下げ希望欄の「老齢厚生年金のみ繰下げ希望」に○印をつける。

(ウ)老齢基礎年金のみ繰下げを希望する場合。
繰下げ希望欄の「老齢基礎年金のみ繰下げ希望」に○印をつける。

(エ)両方とも繰下げを希望する場合。
※提出の必要がありません。間違って提出しないでくださ。と、赤い字で大きく書いてある。


私は、この書類を読んで日本年金機構の不親切さ、もっと言えば狡賢さを感じた。
65歳になっても更に年金の受給を繰下げる希望の人がいったい何人いるというのか。

繰下げを希望した人が70歳になっても、年金は自動的には支払われません。と、紙の裏にちゃんと書いてあるのである。
繰下げを希望しない者は「何も記入しないでご提出」とあるが、氏名や家内の年金番号などは書かないといけないのである。

一番ずるいなと思ったところは、「エ」のところで、うっかり葉書を出し忘れたり、郵便物そのものが届かなかったりした場合にも繰下げ希望と看做されてしまうことである。しかも70歳になっても改めて請求しない限り年金がもらえないということであるから不親切極まりないやり方である。

繰下げした場合の増額率は月数×0.007だそうである。最大70歳まで60ヶ月繰下げて42パーセント増額してもらったとしても、仮に年金額が月額15万円として5年間で900万円だとして、15万円の42パーセントは6万3000円であるから割ることので約143ヶ月・・・つまり12年後の82歳以降にならなければ繰下げのメリットは生じないのである。これは幾ら長寿社会といってもほとんど呉れ騙しに等しい話ではないでしょうか。

私の場合は、今日は朝から有料の「ねんきんダイヤル」へ三回も電話してやっと記入することができたが、記入説明書の書き方も親切なようでいて落とし穴が仕掛けられている感じがしてならない。
日本年金機構は出鱈目なことをして国民に迷惑をかけた厚生労働省の旧・社会保険事務所の後身である。もっと謙虚な気持ちになって国民に奉仕してもらいたいと切望する。