流さねば泪が重し鰯雲
ながさねばなみだがおもしいわしぐも
男だって泣きたいときは泣かないと精神衛生上悪い。季語は「鰯雲」で秋。
妻につく嘘の可笑しき十三夜
つまにつくうそのおかしきじゅうさんや
家内は騙しやすいので深刻な嘘はつけません。ばれた後で笑い話になるような嘘を吐きます。季語は「十三夜」で秋。
鯊舟を舫ふ引佐の澪つくし
はぜぶねをもやふいなさのみおつくし
奥浜名湖で鯊釣りの舟を杭につないだ。季語は「鯊釣り」で秋。
木犀の黄金の散華いさぎよし
もくせいのこがねのさんげいさぎよし
金木犀の花の散り際は潔いものである。季語は「木犀」で秋。
野仏の石の瞼に秋の蜂
のぼとけのいしのまぶたにあきのはち
道端の石仏の瞼のあたりに蜂がとまっている。季語は「秋の蜂」。
ながさねばなみだがおもしいわしぐも
男だって泣きたいときは泣かないと精神衛生上悪い。季語は「鰯雲」で秋。
妻につく嘘の可笑しき十三夜
つまにつくうそのおかしきじゅうさんや
家内は騙しやすいので深刻な嘘はつけません。ばれた後で笑い話になるような嘘を吐きます。季語は「十三夜」で秋。
鯊舟を舫ふ引佐の澪つくし
はぜぶねをもやふいなさのみおつくし
奥浜名湖で鯊釣りの舟を杭につないだ。季語は「鯊釣り」で秋。
木犀の黄金の散華いさぎよし
もくせいのこがねのさんげいさぎよし
金木犀の花の散り際は潔いものである。季語は「木犀」で秋。
野仏の石の瞼に秋の蜂
のぼとけのいしのまぶたにあきのはち
道端の石仏の瞼のあたりに蜂がとまっている。季語は「秋の蜂」。