日々是好舌

青柳新太郎のブログです。
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さっぽろ季節労働者通年雇用促進支援協議会。

2011年08月31日 13時10分44秒 | 日記
昨日の午後のことである。
事務所のドアを叩く音が聴こえたので、外をのぞくと見慣れない人物が二人いた。

突然の来訪者であったが、こちらは常に待機モードの閑人であるから、事務所に入ってもらって応対した。

一人は北海道石狩市企画経済部商工労働観光課主査の方ともう一人は石狩市季節労働者通年雇用促進協議会雇用促進支援員の方である。(差しさわりがあるといけないから氏名は伏せておく)

来訪の趣旨は以下のとおりである。

通年雇用促進支援事業は、厚生労働省の委託事業として行われているもので、季節労働者の通年雇用化を支援し、1年を通じて働ける仕事へ雇用形態を転換させることで、生活安定を図ることを目的としている。
札幌圏では、積雪のため冬期間の仕事が少なく、多くの建設業経営者が本州での仕事を求めている。

お二人は私の会社がハローワークへ鳶職人や材料置き場要員の募集を出しているので、そのデータから訪ねてきたそうである。

北海道の建設労働者は半年働いて冬場は失業保険で暮らすというようなことを以前にも聞いたことがある。果たして半年働いただけで冬場の生活ができるだけの失業保険をもらえるのかどうかは疑問の残るところであるが、雪が積もる冬場の仕事が激減することだけは確かなことだろう。

私からは次のようにお願いした。

通年で雇用を望むのであれば、ハローワークを通して労働者本人に応募していただきたい。そうすれば宿舎も用意してあるので通年雇用することも出来る。
季節労働者通年雇用促進支援協議会が言うところの通年雇用というのは、北海道で半年、本州で半年という意味であり、当方からすれば半年雇用に過ぎない。しかも北海道の業者を通してということになるから直接雇用にはならない。これでは、安定した労働力を確保することにならないから、当方の経営は却って不安定になってしまう。

冬場に支払われる失業保険を節約したい厚生労働省の意図も分かるし、それを委託されている地元自治体の立場も分かる。だが商売っ気のまるでない公務員が人材派遣のセールスマンを演じてみてもあまり成果は期待できないのではないかと強く感じた。

一体、何人の地方公務員や雇用促進支援員が本州へ派遣されているのだろうか。その人たちの出張旅費や宿泊費や人件費は相当な金額になるのではないだろうか。しかもそれが厚生労働省の委託事業であって、訪問はハローワークのデータから情報を得ていると知ったとき、ここにも行政改革の余地が大いにあるなということを咄嗟に思った。
つまり、全国に展開しているハローワークのネットを利用すればもっと経済的かつ効率的に季節労働者通年雇用促進支援協議会のやろうとしていることがアピールできるのではないだろうか。
また、もう少し気の利いた資料・パンフレット等を郵送すれば事は足りると思うのである。

もっと露骨に言えば、仕事の少ない静岡で無駄な浪費をするのではなくて、東北の被災地での復興事業の一部を、厚生労働省が農林水産省・国土交通省・そして新しく発足する復興庁などと連携してかつての失業対策事業のようにしたらよいのではないかと思う次第である。

本命・海江田 対抗・前原 穴馬・野田

2011年08月29日 10時54分30秒 | 日記
民主党の新しい代表が今日の午後に選出される。
代表選に立候補したのは、海江田経済産業相、前原前外相、野田財務相、馬淵前国交相、鹿野農水相の5人である。

マスコミの報道では海江田氏が所属する鳩山グループのほかに党内最大派閥の小沢グループの支持を取り付け約140票を固めて一歩先行している。
続く野田氏は自らの議員グループに加えて岡田幹事長、菅総理のグループからの支持を受けて約100票を固めたとみられる。
前原氏は自身のグループのほか若手議員の支持を得て約70票というところ。旧民社党グループが自主投票になったことで当てにしていた票が集まらないのは痛手である。
鹿野・馬淵両氏はそれぞれ20~30票といったところのようだ。

各候補とも奇麗事をいうが、結局は今回も親小沢対反小沢の戦いになっている。トップ海江田氏は止むを得ないとしても、決選投票では誰が対抗馬として出るのかが興味のあるところである。

私が可笑しいな変だなと思うのは、海江田氏の変節である。海江田氏は「小沢氏は嫌いだ」みたいな本まで書いて出しているそうである。その大嫌いな小沢さんに支持してもらうために、自らが閣僚を勤めた内閣で決めたことや、公党間の約束さえも反故にしようと言っているそうである。

政治家として人間として最も大切なのは「信頼」であるはずだ。節操のない政治家が国の舵取りをしたときにどうなるのかということは、鳩山・菅両政権でもう十分に国民は分かっているはずである。

世論の支持が高い前原氏を選ばずに、小沢氏の選んだ海江田氏を代表にしたとすれば、いずれその結果が民主党に跳ね返ってくるものと転ばぬ先の杖で心配しているのである。

以下は本日午後加筆した。

民主党代表選の開票結果(1回目)は次の通り。有効投票数は395票。

 ◇開票結果(1回目)

 海江田万里氏 143票

 野田佳彦氏  102票

 前原誠司氏  74票

 鹿野道彦氏  52票

 馬淵澄夫氏  24票


決選投票で野田佳彦財務相(54)が215票を獲得し、177票の海江田万里経済産業相(62)を破って新代表に選ばれた。野田氏は30日にも国会で第95代の新首相に指名される。1回目の投票では海江田氏が党内最大の勢力を率いる小沢一郎元代表の支援を受けて1位だったが、決選投票では野田氏が小沢氏への批判票を集めて逆転した。

結局、早くから立候補を表明していた野田氏が政権を引き継ぐことになった。

枯れ木も山の賑わい。

2011年08月26日 16時00分45秒 | 日記
足場工事の施工はとび職人が高い足場の上で作業する。
とび職人の賃金は危険手当的なものも付加されるから普通の土木労務者よりも高い。しかし、高所作業は誰にでも出来るわけではないから、とび職人として一人前になるためには若い頃からそれなりの修業が必要である。

会社には20名ほどのとび職人が在籍しているが、それでもまだ人員不足の様相である。そこで、材料置き場の整理や運搬など、とび職人でなくても出来る仕事をしてもらうために、資材置き場要員としてハローワークへ募集を出した。

最近ではハローワークの登録と同時にウエブサイトでも紹介されるので、直ぐに反応があった。

(その1)
55歳の男性。
市内の自宅に住むが、女房、子供がいないため一人暮らしである。材木の運搬などをしていたと言うのだが、面接の結果、不採用にした。理由は、身寄りのない人の場合、何かあった場合に困るからである。履歴書の筆跡が震えていたので手が震えるのかと訊いたら、ボールペンのつきが悪かったのでなぞって書いたのだと言い訳していたが、震えた筆跡となぞって二重になったのとは明らかに違うのである。55歳という割には印象が老けていて腰が曲がっているのも採用に踏み切れない理由であった。

(その2)
51歳の男性。長身。側頭部に円形脱毛症。
市内の自宅に住むが不動産は夫人名義とのこと。
エクステリア関係の商売を自営しているが、業績不振のところへもってきて不渡り手形を喰らったために、アルバイトで働きたいという。面接に来たときスーツを着てネクタイを結んでいた。
結果は不採用である。勤務時間について、土曜日には絶対休むが日曜日には働きたいなどと自分の都合で主張していた。
プライドがあって、やる気があるのなら自分の商売でもう一度がんばったらどうかと言ってやった。20歳~30歳の若い職人に交じって、これまでスーツを着ていた人が働くのにはちょっと無理がある。

(その3)
55歳の男性。住所不定。主な職歴はパチンコ店店員。県西部の出身だが故郷の実兄とは絶縁関係にある。
一月ほど前までは、どこかの派遣会社の宿舎にいたそうであるが、失業してからはネットカフェで暮らしていたという。
ネットカフェは1泊1800円だそうだ。失業保険の給付金は月に9万円だったそうである。どう考えても食費が足りないのではないかと訊ねたら、もう3日ほどほとんど食餌を摂っていないという。所持金は無一文でバス賃もなかったため、1時間ほど歩いて面接に来たという。
仕方がないので事務所にあったカップヌードルを食わせてやったら実に美味そうに平らげた。
今夜泊るところもないということだったから、働く気があるんだったら会社の宿舎へ泊めてやるといったら、是非お願いしますということになった。
前科・前歴には特に拘らないが、宿舎では共同生活になるから、自分の物と他人の物の区別を厳格にすることなどと、ありきたりの注意を与えて宿舎へ収容した。色々な人間の中には手癖の悪い者もいるので油断は出来ない。採用に当たっては警察の指名手配などにも日頃から注意をしている。
この男”カトちゃん”は下着のほかには”着たきり雀”の様相で寝具なども無いから、私の布団やタオルケットを一式呉れてやった。
兎に角、シャワーを浴びて身体を流さないことには臭くて敵わない。
ハローワークへは採用ということで連絡したら喜んでいた。前の二人は失業保険を受給していないが、この人”カトちゃん”は小額であっても失業保険を貰っていたからハローワークも助かるということなのだろう。
この種の流れ者的人間は義理人情の感覚が薄く、あまり当てにはならないが”猫の手”と思って使えばそれなりに役に立つと思う。喩えに”枯れ木も山の賑わい”という。

人気芸人島田紳助氏の引退。

2011年08月24日 09時05分38秒 | 日記
人気タレント島田紳助氏が暴力団関係者との親密な関係を指摘されて引退する破目になった。
潔くと言えなくも無いが、実態は弁解の余地もないほどのずぶずぶの関係だったと言うことであろう。

相撲界や芸能界などではこれまでにも何かと暴力団関係にまつわる噂がついてまわってきたが、交際が明るみに出て引退にまで追い込まれた例はそれほど多くはないのではないかと思う。相撲界の場合は野球賭博にからんで逮捕者を出した経緯があった。

私は「開運!!何でも鑑定団」など彼の出演番組は幾つか見てきたが、彼自体に魅力を感じたことは一度もない。「開運!!何でも鑑定団」では、中島誠之助、北原照久、安河内眞美、阿藤芳樹、永井龍之介など鑑定士各氏の薀蓄を聞くのが勉強になったからみていたのである。

彼の「芸」というのか・・・やり口は、弱い者苛めそのものであった。自分の絶大な人気を背景に、新人芸人や売れていないタレントを「いたぶる」のがその手法であった。視聴者の心理は成功者である彼の弱い者苛めに便乗して鬱憤を晴らしていたのかもしれない。いずれにしても彼は今の日本社会に巣食う「苛め」の具現者のような存在であった。

彼は芸能界を引退しても当面の生活には困らないだろう。これまでの蓄財もあるだろうし、サイドビジネスにも余念がなかったようだ。今回のような事態も想定済みだったのかもしれない。

芸能界には多くの人材がいる。一人の人気タレントがいなくなればたちまち次の人気タレントが出てくるのである。心配には及ばないことである。

真桑瓜。

2011年08月23日 09時33分40秒 | グルメ
 マクワウリ(真桑瓜、英名:Oriental Melon)はメロンの一変種。また、その果実のこと。ウリ科キュウリ属で学名はCucumis melo var.makuwa。

 古くから日本で食用にされてきたため、アジウリ(味瓜)、ボンテンウリ(梵天瓜)、ミヤコウリ(都瓜)、アマウリ(甘瓜)、カンロ(甘露)、テンカ(甜瓜)、カラウリ(唐瓜)、ナシウリ(梨瓜)といった様々な名称で呼ばれてきた。さまざまな品種があり、黄金色に熟するマクワウリは、金瓜・黄金マクワウリとも呼ばれる。

 2世紀頃から美濃国(岐阜県南部)真桑村(のちの真正町、現:本巣市)にてよく作られていたため、マクワウリの名前がつけられた。この系統のウリが日本列島に渡来したのは古く、縄文時代早期の遺跡(唐古・鍵遺跡)から種子が発見されている。

 放射状に切って先割れスプーンなどですくったり、そのままかぶりついたりして食べるが、メロンほどの甘味は無い。お盆のお供えとしてよく使われる。

 韓国では、現在もブドウやスイカと並ぶ夏場のポピュラーな果物の一つで、各地で盛んに栽培され、郊外や農村には直売所が設けられている。

 以上はウイキペデアからの抜粋である。

 私はこのマクワウリが大好きで夏になると遠州海岸の産地へ買いに出かけている。今では掛川市に合併されたが、元の小笠郡大須賀町あたりでは国道150号線沿いに直売所があってあちらこちらで売っている。しかし、私はサンサンファームという施設で買うようにしている。ここの施設の商品は品質が良くて新鮮でしかも価格も良心的だからである。そして道端で商売している一見人のよさそうなオバちゃんが案外セコイ商売をすることを何度も経験しているからである。

 真桑瓜はメロンやスイカに比べたら糖度はずっと低い。しかし、仄かな甘味とさくさくとした歯ごたえはメロンやスイカでは味わえないのである。何しろ私は縄文時代に憧れを持っている人間であるから理屈ぬきでマクワウリは好きなのである。

 写真の長ナスは卸し生姜で炒めたり、シシトウと煮て食べたりしたが、皮が薄くて口当たりがよく実に美味しかった。
茗荷は味噌汁の実にしたり素麺の薬味にした。白瓜は糠味噌に浅漬けするとあたかもみずみずしい果物でも食べているような食感である。

世論。

2011年08月22日 16時07分46秒 | 日記
「よろん」と読むのか「せろん」と読むのか、よく判らない困ったオジサンである。

共同通信社が8月20日、21日両日に実施した全国電話世論調査の結果が新聞に出ている。
この種の調査はコンピューターで無作為に作られた電話番号で掛けているから、と、いうのが謳い文句であるが、それは固定電話の番号だろうから、必ずしも世の中全体の意見を聞いているとはいえないだろう。つまり、今の世の中は携帯電話の時代である。

やっとやっと辞めてくれる菅直人首相の後継首相となる次期民主党代表に「誰がふさわしいか」では、前原誠司前外相が28.0%でダントツ。2位は同じ前原グループの枝野幸男官房長官の11.0%。3位の岡田克也幹事長は10.9%である。
代表選出馬の意向を固めている野田佳彦財務相は4.8%、海江田万里経済産業相は4.7%にとどまっていて問題にならない。

つまり、意欲は強い野田氏や海江田氏に対しては国民の支持がないということである。そのほかの候補は数字にならないのだから論外だということなのだろう。この世論に対して小沢氏などの影響力が働いて、変な代表が出来るとしたら、これまた可笑しなことになりかねないということである。

私個人は前原氏で異存は無いのだが、外国人献金問題が必ずしもすっきりとした決着を見ていないだけに、首相になれば再び野党の攻撃材料になりかねないと危惧している。

菅内閣の支持率は15.8%で前回調査の17.1%からさらに下落し、過去最低を更新した。なお、不支持率は70.0パーセントである。

民主党に対する政党支持率は前回の14.7%から19.3%に上昇している。やっとのことで菅首相が退任するというのがプラスに作用したのだろう。その一方で自民党は25.9%から23.3%に下がったのも注目に値する。
以下、みんなの党6.6%、公明党4.5%、共産党2.9%、社民党0.9%等々である。