日々是好舌

青柳新太郎のブログです。
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いろいろあった寅年だった。

2010年12月28日 16時13分50秒 | 日記
2010年、平成22年もあと2日で終わろうとしている。
世間でもいろいろな事件があったが、私個人の身の上にもいろいろな事件があった。私個人の事件をここに書いてもあまり意味もないし第一読んでいただく方々に失礼である。
今年、最期の書き込みをするに当たって、私の記憶に残っている事件を幾つか思い出してみよう。

1.尖閣諸島への中国漁船侵入とその後のごたごた。
  一番よくおぼえているのはやっぱりこの事件です。
尖閣諸島付近の我が国の経済水域へは中国・台湾の漁船が頻繁に侵入しているらしいが、通常の場合は海上保安庁の巡視船が指導すれば退去するようだ。
ところが、今回の事件は、こともあろうに巡視船めがけて体当たりしてきたのである。
巡視船が侵犯漁船を拿捕し、船長を逮捕するのは当然であるが、事件後に中国がとった報復手段は常軌を逸したものだった。
フジタ社員の逮捕、レアアースの輸出停止、スマップの上海万博での公演中止・・・・等々である。
結局、この事件も菅内閣の弱腰というのか頓珍漢な事件処理が混乱を招いたという見方もあながち間違いではない。
当初のころに表明していたように「法と証拠に基づいて粛々と」処理すればよかったのである。
工作船との疑いもある件の漁船を早々返還してしまうと同時に、船長も起訴もしないまま帰国させてしまった。このことが、後日「尖閣ビデオ」の流出という次の事件を誘発する原因となった。
つまり、一連の醜態はすべて菅内閣の失政の結果である。

2.民主党政権の体たらく。
 昨年の総選挙で大勝した民主党は鳩山政権を発足させたが、鳩山総理自らが「金と政治」問題で退陣する羽目になった。また当時の幹事長であった小沢元代表も「金と政治」問題を抱えて火達磨状態になり検察審査会の議決で強制起訴を受けることになってしまった。この問題はいまだに解決していない。
つまり、反小沢路線をとりながらも、党内の力関係から指導力を発揮できないでいる菅・岡田体制の限界を露呈しているのである。

3.南米の落盤事故
ペルーだったかチリだったか・・・・もう半分は忘れかけてしまっているが・・・チリの鉱山でした。
あの地下700メートルからの救出劇は感動的でした。
私が一番興味があったのは、事故によって明らかになった愛人関係などの結末です。

4.海老蔵の酒乱が招いた悲劇。
これは最近の事件ですからよく覚えています。
結局は海老蔵も一方的な被害者ではなくて、示談で事件を収拾しました。
伊藤とかいう加害者は起訴されましたが、まあ海老蔵からの損害賠償の請求はないようですから、大した刑罰も科されないのではないでしょうか。

5.検察の大失態。
村木さんのデッチアゲ事件はひどかった。
ロッキード事件、リクルート事件など巨悪と戦ってきた検察にはある種の尊敬も抱いていたが、今回の事件はこれまでの検察に対する信頼を一気に失わせる結果となった。
序でに言えば警察庁のテロ対策データの流出事件も拙い対応だった。
野党から岡崎国家公安委員長の不信任案が出ないのは不思議である。

民主党内紛。

2010年12月13日 10時54分43秒 | 日記
来年行われる統一地方選挙に先駆けて茨城県議会議員選挙が行われた。
民主党は公認・推薦で24名の候補者を擁立したが、結果は当選6名に終わって惨敗した。当面はこの選挙結果をめぐる責任問題と小沢一郎前幹事長の資金問題をめぐる党内の綱引きで混乱することは避けられそうにも無い。

昨年の総選挙で歴史的勝利をして政権を奪取した民主党であったが、鳩山政権は普天間問題で躓いて空中分解状態となり、続いて発足した菅内閣も支持率20パーセント内外の低空飛行状態であり、とても国民の支持を得ているとは言いがたい。

あれだけ多くの国民に支持されて政権の座についたのに、何故こんな状態になってしまったのか。
その理由ははっきりしている。
つまり、民主党が選挙のときに掲げたマニフェストはすべて嘘だったということにつきる。
その最も顕著な例は財源問題である。
霞ヶ関には各省庁が所管する特別会計に多額の埋蔵金があって民主党が掲げる政策の財源に充てることが出来るということを主張してきた。自民党が編成した予算には無駄が多いので予算を組み替えることでかなりの財源を捻出できるとも主張した。
そしてそのことをアピールするために蓮舫議員が事業仕分けに金切り声を張り上げて廃止だ削減だとやってみせた。しかし、その結果は、廃止だとされた予算が名前を変えて復活していたりして、うわべだけのパフォーマンスであることがはっきりした。新しい政策経費として活用出来るほどの予算はどこからも出てこないし、税制改革の名の下に消費税増税の目論見さえも垣間見えてくる。来年度の税制改正を見る限り民主党は増税路線である。

沖縄の基地問題はまったくの棚上げ状態だし、高速道路の無料化もインチキだし、八ツ場ダムの工事中止さえも雲行きがあやしい。
尖閣諸島や北方領土の外交問題の不手際など後から発生した問題ではなくて、総選挙に掲げた国民との約束がほとんど守られていないのである。

菅総理の指導力のなさにも失望している。今の状態は誰の目から見ても仙石内閣である。国民目線で見たとき、菅直人は何を言わんとしているのかが皆目解らない。国政は仙石氏へ、党務は岡田氏に任せて、本人は御輿に乗っているだけにしか見えないのである。しかも御輿の片方を担いでいる輿石参議院議員会長などは進もうとしている方向が他の執行部と違って見える。

年が明ければ通常国会が召集される。今の衆議院の議席数なら予算はなんとか成立させることができるだろう。しかし、参議院では野党のほうが優勢だから普通の法律は通すことが出来ない。このままだらだらと民主党政権がつづくことは国民にとって不幸である。

民主党はマニフェストを抜本的に見直して解散総選挙を実施し「嘘」のない政治をめざすべきである。

海老蔵の失態。

2010年12月07日 13時31分32秒 | 日記
歌舞伎の名門市川団十郎家の御曹司がとんだ失態を犯したようだ。
最初の頃は被害者扱いだった海老蔵が実は加害者だったというのがこのところのマスコミの論調のようである。
詳しいことはまだ捜査中だが事件のあった飲食店の店内からは当初加害者とされていた人物の血液が検出されているらしい。
つまり、事件は海老蔵が最初に手を出して相手に怪我を負わせ、逆襲された海老蔵が大怪我を負ったというのが筋書きのようだ。

事件の実態はいずれ警察によって明らかになるだろうから捜査の行方を見守りたい。
私がここで書きたいのはそのことではない。
海老蔵はまだ新婚のはずである。なんとかいうアナウンサーだった女性と結婚したばかりである。
普通だったら新婚の女房と家で仲良くしていれば、変な事件も起こさなくて済むはずである。
このあたりの事情がどうも私には解らないのである。
器量がよくて聡明なはずの新妻が実は案外面白くない女だったのではないかとゲスな勘繰りをしている次第である。

民主党は金権体質。

2010年12月02日 15時13分12秒 | 日記
民主党が野党のときは自民党などの政治家を金権体質だとぼろくそに攻撃してきた。
しかし、最近の報道などによれば、田中・竹下・金丸ラインの金権体質はそのまま民主党の小沢さんへ受け継がれているんじゃないだろうか。

鳩山母子家庭の脱税献金も酷かったが、今回の小沢さんの旧新生党残金流用もなんだか臭い。結局、代表選で獲得した新人議員を中心とした小沢支持票の大半は潤沢な資金に物を言わせて獲得したと思えなくも無い。幸いにも小沢さんが代表にはならなかったからいいようなものだが、菅内閣の失政が続けば次は小沢さんにという声が既に出始めている。
一国の総理の座が金の力に影響されるとしたら由々しき事態である。

小沢さんの政治資金については徹底的に調べる必要がありそうだ。そうしないと民主党自体が金に汚い政党だということになってしまう。