田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

なんかちゃう

2018年06月14日 | 日記
※なんかちゃう…「何かが違う」という意味です。

朝起きて顔を洗う時に鏡に映った自分の顔を見る、
なんかちゃう。
地下鉄の窓に映った自分の顔を見る、
なんかちゃう。
ショーウインドーに写った自分の姿を見る、
なんかちゃう。
トイレで手を洗う時に鏡に映った自分の顔を見る、
なんかちゃう。

なんかちゃう。
何が?
なんか知らんけど、違和感がある。
鏡を直視出来ない。
芝居の楽屋でのみ鏡を凝視出来る。
そしてなるだけ時間を掛けて自分から役へと移行する。
役に近づけば近づくほど、違和感がなくなり心が落ち着く。
自分が自分でなくなるにつれて、
自分に対する違和感が薄れていくことの不思議。
だけど本当は何も変わっていない。
自分はどこまで行っても自分なのである。




自分が鳴らすギターの音が耳に入る、
なんかちゃう。
リズムを取る、
なんかちゃう。
声を出す、
なんかちゃう。
音程が、
なんかちゃう。
録画したり録音した自分の歌を聞く、
なんかちゃう。
ライブの前は…まだ鏡を直視出来ない。


部屋にいても、外出していても、仕事をしていても、飲んでいても、
なんかちゃう。
1人でいても、誰かといても、
なんかちゃう。
この違和感は何やろか?
自分が自分であることに、しっくりこない。
誰もがそんなモヤモヤを抱えているのかな。
誰もがそんなモヤモヤにやられてる時もあれば、
スッキリと霧が晴れてる時もあるのかな。


曲を作っている時は、なんかちゃうとは思わない。
そうそう、これこれ、という感じ。
自分と自分が一致している。
件のゴーストライターの正体こそが、本当の自分かも知れません。
じゃ、違和感を感じている自分は誰?
たぶん、どちらも自分…と言っておきたいような、そうでもないような。


今日の動画はオリジナル曲ではありません。
「横浜ホンキートンク・ブルース」
なんかちゃう。
かなりなんかちゃうんですけど、聞いて貰えたら嬉しいです。

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