村上・元東海村長:嶺南地方を訪問 「原発で振興、疑問」 /福井
毎日新聞 2015年05月14日 地方版
1999年に茨城県東海村の核燃料加工会社「ジェー・シー・オー(JCO)」で起きた臨界事故で、首長として原子力事故初の避難措置などの対応に当たったことで知られる村上達也・元同村長(72)が13日、原発のある嶺南地方を訪れ、松崎晃治小浜市長と野瀬豊高浜町長とそれぞれ意見を交わした。会談後、取材に応じた村上氏は「原発は国策の結果との考えが浸透しているようだが、京都にも近い風光明媚(ふうこうめいび)な地域が振興策に原発しか選べなかったのか、疑問だ」と感想を述べた。
訪問は、39都道府県の市区町村長と首長経験者ら109人で構成する「脱原発をめざす首長会議」(10日、兵庫県宝塚市)出席後の地域交流のため。会議では、2030年の電源構成について原発を20〜22%としている政府案への反対決議を採択している。【高橋一隆】
昨日は、村上達也さんを囲んでの交流会が小浜市であった。
中嶌哲延さんの呼びかけで集まったおよそ30人が
語り合うという交流会は、活発な意見交換でもりあがった。
毎日新聞のこの記事を書いた高橋記者は、20年前、敦賀で
中池見湿地を熱心に取り上げてくれた記者だ。
20年ぶりの再会で、当時の熱心な取材ぶりをなつかしんだ。