本町界隈もやっとお祭りらしくなってきた。
商店街をそぞろ歩く人たちが少しずつ増えてきた。
市内の小中学校は今日から3日間、お休みになる。
その分、ほかの地域よりも夏休みが早く終わる。
孫も、朝一から健さんのもとへやってくる。
そしてわたしは福井だ。
午後3時開廷の大飯・高浜仮処分の審尋のまえに、弁護団会議があるので
1時過ぎに福井駅到着の電車に乗った。
2時40分に入廷。
今日の審尋は、大人数となった。
債務者である関電の社員によるプレゼンテーションがおこなわれた。
事前に裁判所から債権者・債務者の双方に提出された質問に対する
プレゼンテーションである。
パワーポイントを使っての説明であったが、
100分という長い時間をかけているのに、なんと稚拙な説明!
レベル低すぎ! というのがわたしの率直な感想である。
当初、2時間で終わる予定が、裁判官の合議や休憩をはさみ
3時間という長丁場になった。
午後5時に予定していた記者会見も1時間以上遅れて開始。
会見の会場は、支援者と報道関係者の熱気にあふれ、
この裁判に対する関心の高さがひしひしと伝わってきた。
日本で唯一、原発を止めた仮処分の意義は大きい。
しかも、世界一、過密な原発集中立地の福井県であることも・・・
ここ、福井地裁から、日本の原発の未来予想図は
日本中の原発を止めるほうへと塗り替えられていく。
国や原子力ムラという巨大権力との闘いでもある。
若狭の原発のまわりで普通に暮らす市民である申立人は9人。
支援してくださるみなさまと、
全国各地からの選りすぐりの弁護団のみなさまの
おかげで、ここまで歩んでこられたことに、
心から感謝している。