いよいよ、マイナンバー制度が始まる。
敦賀市でも国の方針に合わせた、条例の改正や導入にかかる経費などが
補正予算にあがってきている。
わたしは住基ネットが導入されたときも、反対をしてきた。
多額の予算をつけて、鳴り物入りで導入されたにもかかわらず、
結局は、破綻してしまった。
住基ネットカードも持っている人は、ほとんどいない。
市の行政は、国からの通達でしかたなく動いてはいるが、
内心では、住基ネットの二の舞を案じているはずだ。
地方分権をうたいながら、その実、国からの押し付けばかりが
まかり通る・・・
これまで共通番号制度を使っていた諸外国においては、
すでに見直しの方向で進んでいる。
番号を悪用した、なりすましや詐欺行為などが後を絶たないからだ。
国にとっては、大きなメリットがあるのは言うまでもない。
国民一人一人の税金の徴収や、収入、預金の動向、
はては買い物の内容にまで踏み込んだ個人情報を、すべて把握できるのだから。
買った本から、左翼だの右翼だのと色別にわけるのもたやすい。
すでに、国はマイナンバー制度で発行するカードに写真を用いる
NECの顔認証システムの導入を決定している。
1743のすべての自治体にだ。
これだけみても、マイナンバー制度は関連企業にとって
非常においしい事業といえる。
割に合わないのは、国民と中小・零細企業だ。
大きな利権と権力の図式は、
安保法案も原発再稼動もマイナンバー制度も、みな同じ。
わたしは絶対に、「アベ政治を許さない」