昨晩は、インターネット中継で国会中継を最後まで見届けた。
結局、眠れないまま朝を迎えてしまった。
議会中だけど、せっかくの連休だし、ひさしぶりに
ノンフィクションではない本を読みふけった。
ちょうど1か月ほど前、タミヨさんが
「ダモイ」というロシア語の意味を調べてくれと言ってきた。
シベリアに抑留されていたわたしの父・ナオゾウさんの残した書物の中に
出てきた言葉だという。
ナオゾウさん自身も、夢にうなされながら叫んでいたと
タミヨさんに聞いた。
なぜかナオゾウさんに意味を聞くのが怖かったそうだ。
「ダモイ」には帰郷という意味があるのを知った。
そしてわたしが手にした本・・・
「東京ダモイ」鏑木蓮さんの江戸川乱歩賞受賞作である。
わたしにはナオゾウさんに直接、戦争の話やシベリア抑留の話を
聞いた覚えはない。
それでもタミヨさんから伝え聞いた話が「東京ダモイ」に
描かれていることと、かぶさって胸に迫ってくるものがある。
今夜もまた、眠れそうにない・・・