いじめ防止の法令に基づいて、
市や町、学校でも
いじめ防止の基本方針を定めることになっている。
しかし、法令にも基本方針にも児童・生徒間でおきる
「いじめ」のことしか、書かれていない。
教師からの言葉による暴力や、体罰などには
まったく言及していないのだ。
福島から避難している児童・生徒へのいじめ問題では、
無視しつづける教師や「菌」呼ばわりする教師の存在が
明らかになっている。
横浜で起きた福島から避難してきた子どもへのいじめ問題で、
当事者の子どもが手記を公表したという。
http://mainichi.jp/articles/20170309/k00/00m/040/120000c
「つらいことがあっても自殺を考えないで下さい。」
とつづられている。
教師の言動によって、児童・生徒が不登校になっても
学校や教育委員会は、組織や教師を守ろうとはするが、
児童・生徒の将来は、ほったらかしにされることが多い。
これが現実だ。
いい先生もたくさん知っている。
子どもの側にたって、いっしょに泣いてくれる先生もいる。
やさしすぎる先生は、組織の中でつぶされてしまうこともある。
教育委員会という組織を守るのではなく、
子どもの人権と先生の人権も守ってくれる
そんな教育委員会になってほしいと、心から願っている。