東京オリンピックの工事現場で、現場監督をしていた
青年が自殺したという。
1964年のオリンピックでも、多くの出稼ぎ(主に東北からの)の
人が、亡くなったり行方不明になっている。
当時のことは、奥田英朗・著「オリンピックの身代金」に
詳しく書かれている。
大型公共工事は、建設業界にとってはうれしい悲鳴かも
しれないが、労働者不足や建設・建築資材の高騰、
突貫工事による労働環境・労働条件の悪化などが懸念される。
すでに、県内でも北陸新幹線の工事入札が不調だという
ニュースもあった。
敦賀市内でも、市庁舎や消防署、最終処分場などの
大型公共工事が目白押しとなる。
資材不足などによる物価の高騰によって、
予算額が大幅に増大する可能性も出てくる。
人で不足や資材の高騰は、手抜き工事につながる恐れもある。
2020年が「魔の2020年問題」に
ならぬことを祈るばかりである。