今日も朝から、健さんとお墓に行き、
ご先祖さまをお迎えしてきた。
我が家の子どもたちは、みんなお盆休みの取れない仕事に
ついているから、誰も帰っては来ない。
楽といえば楽である。
お盆だの正月といった、一大イベントの時には
あ~・・・健さんでよかった・・・と思う。
なんたって健さんは、一人っ子である。
鬼千匹さんが家族を引き連れ、帰ってくるという〇〇を
味わったことがないからである。
(〇〇にはお好きな文字を!)
子どものころは、いつも大家族プラス他人さまが
狭い家の中にひしめき合っていた。
そのせいなのかどうか、
ひとりになれる空間と時間に飢えていたわたしは、
いまも、ひとりでいる時間が好きである。
だったら、結婚なんかせずにずっと「おひとりさま」で
いればよかったのにね・・・
さて、今夜はタミヨさんとふたりで
NHKスペシャル「駅の子の闘い~語り始めた戦争孤児」を観た。
京都在住の小倉さんから
「NHKにでるから、観てほしい」と電話があったからだ。
小倉勇さんは敦賀生まれ。
父・ナオゾウさんとも親交があって、
いまもおつきあいが続いている。
小倉さんの壮絶な「駅の子」時代のお話は、
これまで直接、お聞きしたことがなかっただけに
衝撃が大きかった。
テレビの画面を食い入るように見つめながら、
涙を流していることにも気が付かなかった。
戦争が終わって73年・・・
戦争が終わって生まれたわたしたちも、高齢者となった。
語り継ぐ言葉を次世代に、
バトンタッチしなければならない世代でもある。
広島・長崎そして沖縄・・・原発・福島・・・
サイレント・マジョリティにならないためにも
声を上げることの大切さをかみしめた夜。